5次以上の代数方程式には解の公式がないことはよく知られているが、それの証明を私は知らない。
いま、投稿された原稿で、解の公式の存在の有無にすぐに答えるものではないが、それに関係した論文を読んでいる。というか、論文が手書きなので、パソコン入力している。latexの原稿に変えているのだ。
興味深いのだが、どうも原稿の推敲がたりないと思われる。これはなぜそうなるのかと考えると、原稿がたぶん手書きであるからだろう。手書きだと推敲しようにも清書するのが面倒になる。
だから、清書の労力を考えるとなんらかのパソコン入力した原稿をつくる必要があると思う。著者の方にはパソコンの購入を勧めるつもりである。
知的な作業を進めるにはパソコンでの文書作成が欠かせないと思う。
今のようにパソコンで文書がつくれなかったころのことだが、日本語での論文をつくるにも最低5,6回は清書をしたと思う。多い場合には7,8回にもなったと思う。
それに大学院では私が論文の草稿の使った用語がところどころに、まるで大海に浮かぶ島のように、残ったと思えるくらいに先生によって修正されてかえって来たものだ。この年になると、逆に私がかつての私の先生のような役を務めるというめぐりあわせとなっている。