1993年に「線形代数学」というタイトルの29ページほどのエッセイを書いていた。
自分でも忘れていたのだが、最近文通をするようになったある方が、このエッセイのことを思い起こしてくれた。
これは四数協(四国数学教育協議会)の学習会で話しませんかと依頼されてまとめたものであったが、どうも話をしたときの皆さんの反応がいまもう一つで、あまり評価が高くなかった。
それで私も価値がないのだと思い込んでいたのだが、今回読み直してみたら、けっこういいものであると思い始めた。
もっともこの簡潔さでは真意を理解してもらうことは難しかっただろう。だから、あまり反応がなかったのは理解できるような気がする。
それでこれをもう一度latexで入力をし直し、かつその後に書いたエッセイを参考文献に付け加え、また、新しいエッセイを書くことも必要かなと思い始めている。
実際にこのことを始めるのはまだ時期的には将来のことになるが、原稿を書くタネが見つかったことになる。
これに対応した微分積分学のコースも必要になるのだが。