物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

tan \thetaのグラフの描き方

2021-04-28 17:01:55 | 数学
ここ数日『サイン コサイン タンジェント』(ニュートンプレス)という本を読んでいるが、今タンジェントのグラフの描き方のところを読んでいる。

ところが、この描き方がどうも納得できない。というか説明が納得できないのである。

タンジェントのグラフの描き方自身は私の記憶にある通りなのであるが、その説明が納得できない。普通のテクストにどう書いてあったか、そこをもう一度読んでみないと納得できないだろう。

ということは、私は何を今まで読んできたのだろうか、ということだ。

(2021.4.29追記)  タンジェント曲線の書き方の説明に昨日引っかかったのだが、これは小林道正『三角関数』(ベレ出版)の該当箇所を読んだら、すぐにわかった。

原点(0, 0)と半径1の単位円のある1点(x, y)とを結んだ直線の傾きはこの直線がx軸となす角度 \theta で決まる。だから、直線が決まれば、その傾きは一義的に決まる。

直線の傾きは\tan \theta =y/x (ここで、(x,y)は半径1の円周上の点の座標)でもちろん決まるが、この直線と直線x=1との交点のy座標で傾きが表されるといってもよい。

このことは当然のことであるのだが、どうしたことか\tan \theta =y/x でx=1とした\tan \theta =yとしてもよいと説明が書いてあったのが、その説明をどう解釈したのか訳が分からなくなっていた。

幾何学的に言うと相似な三角形の相似比は等しく、この相似比の値がいま直線の傾きを表す場合だった。

言葉というものは変なものですね。勝手に変な想像をしてしまって、まったく誤解して理解不能な感じをもってしまった。

火曜日のアクセスは1755

2021-04-28 13:50:20 | 本と雑誌
火曜日のアクセス数の順位が1755とはいままでの私のブログの新記録(新記録ではなくて、しんきろうか?)ではなかろうか。

私のブログは別におもしろくもない理数系のブログである。それが一日だが、1700代のアクセス数をもつなどとは信じられない。

なぜ(ー1)*(ー1)=1か

2021-04-28 13:28:28 | 数学
「分数のわり算はなぜひっくり返してかける?」についてのエッセイを一昨日書いていたのだが、昨日latex入力した。

これとある数にー1をかけるのは数直線上の原点Oのまわりの180度の回転とは算数・数学の初歩の主要な疑問である。私はある数にー1をかけるのは数直線上の原点 O のまわりの180度の回転だという考え方で説明できるという立場である。

原点まわりの180度回転を2回すれば、元に戻ることは5歳の幼児でもわかるのではないか。

(ー1)*(ー1)=1の説明には代数上ではいろいろな説明がされているが、ある数にー1をかけるのは数直線上の原点 O のまわりの180度の回転だという説明が直観的でいい説明だと思っている。もちろん、ほかの説明を排除するものではないが。

そして、これは実は一般の複素数の積の働きの意味するところを一部だが、先取りしている。これは複素数を極座標表示で表した2つの複素数の積を考えればわかる。