歳も歳なのでそろそろ今までやってきたことをある程度まとめておきたいと考えるようになった。
私の物理の理解など浅薄なものだが、それでも他の物理屋さんが考えないような捉え方をしているところもあるかもしれない。そんなことを考えている今日この頃である。
大学の教師をしていた関係で、これは専門ではない人に歴史的な原子物理学の展開の様子を講義する機会が数回あった。
これはいわゆる教養課程がなくなって、工学部に所属していた私などでも法文学部の夜間主コースの講義を受け持ったこともある。
これらの人々にはあまり専門的な話はできないので、適度に歴史的な話をしながら、講義をした。これは簡単なプリントを用意して渡したりもした。それらが残っている。
もっとも私の一番の弱点が歴史なので、私がある意味での歴史の先生というのはちょっと気が引けるどころではなかった。
もっともこの講義が7時半くらいから9時過ぎまでの講義であり、その前に時間を利用して、カナダ人のフランス語の先生の講義をとった。これが私の3回目の大学でのフランス語を母語とした先生の講義の受講であった。
その授業の後に私の講義があり、その講義を一緒に受講した学生さんがおられたらしい。試験の答案にそういうことが書かれてあったからわかった。