C'est la vie.(セ ラー ヴィー)というフランス語は直訳すれば、「それが人生さ」とか「しかたがないね」という意味らしい。
これはもう何十年も昔にどこかで読んだことだが、ある日本人がパリの地下鉄の駅でもう少しでその電車に乗れそうだったのに、眼前で電車の扉が閉まり、発車してしまったので、がっかりした様子を見た、中学生かだったかに、"C'est la vie"と言われたとか書いてあった。
これだと「しかたがないね」くらいの意味であろうか。いくらなんでも「それが人生さ」は大げさすぎる。
しかし、日本人の私たちにとっては「それが人生というものさ」とも解されるから、たかが中学生にこういわれるとがっくり来るか、または、フランス人はなにも人生まで持ち出さなくてもいいではないのかとかカチンとくるかもしれない。
それが的外れなのはいうまでもないのだが。