【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【党首力】小沢一郎、総理大臣の資質を示す

2008年12月02日 17時51分59秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代


 民主党はあまり気にしていませんでしたが、自民党がやたらと気にしていたのは「党首力」です。「総理大臣にふさわしいのは、麻生太郎と小沢一郎のどっち?」という質問で、これは現在の政権党・多数党が自民党なのですから、麻生総裁に有利な質問で、あまり社会調査・統計学のうえでの意味はありません。

 12月1日、この「党首力」が逆転し、自民党は混乱したようです。

 1日付日経朝刊「内閣支持率急落31%」。
 「次の首相にふさわしいのは?」の回答が、「麻生首相17%」、「小沢代表17%」、「どちらでもない60%」となり、自民党は「党首力で並ばれた」と危機感を持ったそうです。

 そして、フジが次のニュースを放送しました。

頼みの「党首力」でも小沢氏逆転 産経・FNN合同世論調査



 しかし、これ以前に、11月28日の党首討論(QT)で、首相にふさわしいのは小沢一郎だとハッキリ感じる場面がありました。ぜひ下の動画をクリックしてご覧ください。

小沢一郎、総理大臣の資質を示す

 ヤジを鎮めた小沢一郎。ヤジさえ鎮められない麻生太郎。

 政権公約うんぬんより、総理大臣の資質を持つのが小沢一郎であることは明らかです。

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頼みの「党首力」でも小沢氏逆転 産経・FNN合同世論調査

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、麻生太郎首相と民主党の小沢一郎代表の「党首力」で、どちらが首相にふさわしいか聞いたところ、麻生首相の31・5%に対し小沢氏が32・5%と、わずかな差とはいえ麻生首相を上回った。麻生政権発足直後の今年9月の調査では、麻生首相と小沢氏はそれぞれ、51・3%、26・9%とダブルスコアだっただけに、麻生首相の“急落ぶり”が浮き立っている。

 両者の「討論の力量」を聞いた設問でも、小沢氏(53・7%)が麻生首相(26・7%)のほぼ倍近い評価を得た。「主張の説得力」でも小沢氏(51・5%)が麻生首相(27・9%)を引き離した。11月28日に行われた党首討論で、景気対策の重要性を唱えながら補正予算案の提出を先送りした麻生首相に対し、その矛盾を徹底追及した小沢氏の政治姿勢が、調査結果に反映したとみられる。

 ただ、「選挙の顔」としてどちらが魅力的かを聞いたところ、麻生首相が42・1%と小沢氏の30・0%を上回ったほか、信頼感でも麻生首相の31・4%に対し、小沢氏は29・7%と及ばなかった。

 定額給付金などで麻生首相の政権運営が迷走したことや、放言、失言が相次いだことで、麻生首相の「党首力」に疑問符が付いた調査に、自民党内からは「最後の砦が崩れたのではないか」(幹部)との声が出ている。


【力強い援軍】自民党支持50年の戦前派が民主党支持ブログ開設!

2008年12月02日 16時22分20秒 | その他
 政権交代に力強い援軍の登場です。当ブログにも時々コメントを寄せて頂いたSさんが

 「世襲の御輿は軽くて担ぐの楽だから」

 と題するブログを開設しました。

 ブログのプロフィール欄によると、

>退職後年金暮らし、自民党支持50年現在は民主党支持、
>趣味で社寺建築アドバイザー(原価建立提案LLP組合員)

 です。

 「自民党支持50年・現在は民主党支持」という政権交代ブロガーの登場は初めてだと思います。

 人生経験の豊かさを感じる世相批評は必見です。Sさんは、当ブログでも「“特攻崩れの教員”に往復ビンタを浴びた」といった若輩者の私には知るよしもない貴重な経験をコメントしてくださっています。

 今回「世襲の御輿は軽くて担ぐの楽だからの開設で、戦前派の方、とくに「保守」の方も民主党バスにどんどん乗り換える動きが加速するでしょう。

 Sさんは、

(11月30日付エントリーから引用)

 麻生自民党は内部倒壊の兆し、次の選挙で民主単独過半数取れなければ、ややこしいことになる、政界再編などは、歴史の繰り返しは感心しない、確実な二大政党制としての再編を望む、出来れば民主の単独過半数だ。(引用おわり)

 としています。

 実は私は当ブログを開設した昨年8月からまったく同じ考えです。しかし、好き勝手書いているようでも、私なりの考えで「政権交代」という言葉をつとめて使ってきました。私もこれからはしっかりと本心である「民主党単独過半数」という言葉を使って、政界再編の動きを封じ込めていきたいと思います。

 私は先日、江戸川民主党の勉強会に寄せて頂いた際に

(当ブログ内から引用)

 特に感じたのは、世論調査では、民主党支持層が少ないとされる60代以上の男性・女性で、「何が何でも政権交代を実現しよう」という方が多く、他の世代よりも、その思いが強いと感じられたことです。

 人生経験もネットワークも豊富な世代ですから、「解散先送りは要注意だ。選挙は魔物。油断したら負ける」、「定額給付金の評判は悪い。やっぱり国民は馬鹿じゃないんだ」といった話をうかがいました。

 やはり、世論調査だけでは、世間は見えないなと感じました(自戒の念も込めて)。


(引用おわり)

 との感想を持ちました。

 「自民党支持50年」という人が、「民主党支持」をハッキリ打ち出すことは、これまでの自分の意思決定、特に村山内閣以降のここ15年間の投票行動を否定するように感じられる大変辛く、難しいことだと斟酌します。しかし、過ちを改めるのにはばかることはありません、ハッキリ「民主党バスへの乗り換え」を宣言しましょう!

 私は時々、内調や学会から妨害を受けたととれることを書いていますが、少し大げさな書き方をしてきました<(_ _)> 最近は全く妨害はありません。ご心配おかけしました。他のブロガーもご安心ください。

 みんなの力で政権交代を絶対に実現しようという志がこれだけ大きくなれば、何も心配はありません。国民主導の政権交代で、日本のデモクラシーの底力を連中(自民党・公明党・マスコミ)に見せつけましょう!

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「少し気の緩みが見られる総支部長もいる」岡田克也さん

2008年12月02日 14時56分48秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

[写真は岡田克也さんと島根1区総支部長の小室寿明(こむら・ひさあき)さん]

 民主党副代表の岡田克也(おかだ・かつや)さん=三重3区が2日、「岡田かつや TALK-ABOUT」で発言し、「各選挙区を回っていますと、何度も回っているところが多いわけで、候補者が、特に新人の候補者が成長している、その姿を見るのはとても嬉しい」として総支部長とスタッフの健闘ぶりをたたえました。

 そのうえで、総支部長まわりの際には

 ①解散・総選挙というのは、決めるのは総理なので、追い込まれて解散はない。
 ②逆に言うと、民主党がやって欲しくないときに解散・総選挙は突然行なわれる。

 ことを伝えているそうです。

 執行部(代表、幹事長、幹事長代行ら)が「解散は近い」と言わざるをえない立場であるのに対し、岡田さんは総支部長を背中から押してあげる役回りを演じていることから出てくる発言です。総支部長のサポート体制が民主党という組織として、うまく機能している証拠といえるでしょう。

 このあと、岡田さんは

 >調査結果でいま、民主党にとって有利な結果が出ているとしても、実際に選挙
 >で民主党が過半数を制するということは、よほどの努力と、よほどの幸運がな
 >ければできないことで、政権を持っている自民党や公明党のその力を軽く見て
 >は絶対にいけないと思います。

 と強調しました。

 僕はこの発言に少し違う意味で同意しました。

 「民主党が過半数を制する」と明言し、岡田さんが民主党単独過半数を目標にしていることが明白になりました。

 テレヴィジョンでは渡辺某など、政界再編を企む輩が喝采を浴びています。私の本性ではそんな輩の舌を引っこ抜きたいという感情ですが、理性でそれを抑えています。

 民主党が単独で過半数をとらなければ、総選挙後に政界再編を企む輩がテレヴィジョンを利用して、茶の間の喝采を浴びる可能性があります。そんなのデモクラシーではありません。

 執行部は選挙協力を組む、社民党、国民新党、新党日本、新党大地の各党に配慮して、「単独過半数が目標だ」とは言えません。ここで“党内野党”の代表格である岡田さんが、「民主党単独過半数」を当たり前の目標として考えていることは心強い限りです。

 岡田さんはブログをこう締めくくりました。

>支持者の皆さんにも、政権交代に向けて、
>さらなるサポートを是非お願いしたいと思います。

 合点承知の助(がってんしょうちのすけ)です!!

 岡田さんが総支部を回って感じた、「具体的に支持者にどんなサポートをお願いしたいか」についても指摘してもらいたいと思います。

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