【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「定額給付金?」「ツケは払わされます」岡田克也、突き放す&三村和也さんの話題

2008年12月18日 23時58分52秒 | 岡田克也、旅の途中


 岡田克也「TALK-ABOUT」に選挙区で「岡田さん、2万円はいつもらえるんでしょうか」とよく聞かれるという動画が載りました。テキスト起こし版は次のページです。
http://katsuya.weblogs.jp/blog/2008/12/post-e60a.html

(引用はじめ)

 「岡田さん、2万円はいつもらえるんでしょうか」と、こういう話が結構あるんですね。

 2兆円のバラマキについて、本音ベースでは期待感を表明される方が、特に女性に多いのですが、たくさんいらっしゃることも事実です。

 しかし、私はそのときも申し上げたのですが、「これは、結局私たち、あるいは皆さんの税金なんです。ツケは払わされますよ」と。そして、「例えば、いろんな無駄を徹底的に省いて歳出を削減し、その上で、将来それでも必要であれば増税が必要という議論をしている、そういう中でこの2兆円のバラマキは無駄の典型的なものではないですか」ということを、大分申し上げさせていただきました。

(引用おわり)

 「2万円」というのは「定額給付金1人1万2000円」のことでしょう。そして、主権者に向かって「ツケは払わされますよ」と言い放つ岡田さん。

 これを読んで一つのエピソードを思い出しました。

 岡田さんはミニ集会のことを「座談会」と呼びます。

 岡田さんの座談会に2人しか集まらなかったことがあったそうです。しかし、岡田さんは1時間半とか2時間とか徹底的に話しあう。そして、話し合った結果、岡田さんは参加者に対してヒトコト言いました。

 「だったらあなたは私を支持しなくていい!」

 この参加者が町内会長さんだったようで、「岡田はとんでもない」と吹聴します。ところが、この町内会長さんは随分威張っていたらしく、返って「岡田というのは若いけど本気だ」という評判が高まったようです。そういった青年代議士・岡田克也の武勇伝を思い出しました。都市伝説かもしれないし、事実関係はだいぶ違うかもしれませんが、そういうことがあったようです。

 民主党の2回目の調査では岡田さんの三重3区での予測得票率は「77・2%」と出て、全選挙区中最高になっています。これを書くと叱られるでしょうね、本戦で本当に77・2%をとるのは至難の業ですから(^^;) とはいえ、三重3区での民主党支持率は「50%」。そういう地合を選挙の前に作っておけば、「ツケは払わされますよ」と本質論を話せる。政策を語りたければ、まずは日常活動に精を出すべきです。

 ◇

 このところ、エントリーにしていませんでしたが、岡田さんの通産省の後輩にあたる、神奈川2区総支部長の三村和也さん。対抗馬が菅選対副委員長で、やはり相当な選挙上手のようで、数字が伸びてこない。予測得票率は「35%足らず」にとどまっており、かなり厳しい情勢です。

 三村さんのブログは更新されるたびに読んでいます。この人は力があると思います。白目の多い「三白眼」。これは岡田さんに似ているし、「加治隆介」「島耕作」など弘兼さんのマンガの主人公にも似ている。そして、ミナト「横浜みなとみらい」が選挙区だけに「裕次郎」の雰囲気があります。7月14日の党本部の政治資金パーティーで少しだけお話しできましたが、醸し出すフェロモンのある人です。


 防衛庁防衛政策課で、弾道ミサイル(MD)について研究していました。私は大学で「国際政治学・安全保障論」を専攻していましたのでうらやましい限り。MD研究は世界地図を読み込んだ人にしかできません。三村さんの経験は必ず日本の役に立つと思います。ただ、当ブログは第45回総選挙での政権交代に的を絞っていることと神奈川2区が僕にとって“日経時代のトラウマの地”なので、なんとなく足が遠くなり、現地にうかがったことはありません。

 三村和也さんはミニ集会のことを「タウンミーティング」「TM」と呼んでいます。

 さて、11月30日付「ミムラのブログ」から。

(引用はじめ)

 その後、地下鉄で港南中央駅に向い、いよいよ三村和也はじめてのタウンミーティング会場の港南地区センターへ!!

 しかし、残念ながら、初回の今日は、参加者0名でした(涙)!!!

 来ていただいたのは、地元の記者さん、前市会議員の安藤さんと市会の市野さん、ボランティアで手伝ってくれていたKさん、それと三村事務所の面々でした。

 完全に営業不足です。次回は、1人でも多くの方に来ていただけるよう、地元をしっかり回りたいと思います!!今日は大反省で、勉強になりました。

 次へ向けて、がんばります。

 数年後、多くの方に集まってもらえるタウンミーティングを開催できる力をつけて、「最初はひとりも来てくれなくてさ(笑)」なんて、笑い話にできるよう、がんばります。

(引用おわり)

 三村さんのほろ苦いミニ集会デビューでした。新生党・民主党の衆院議員だった吉田公一さんも練馬区議に初出馬したときの総決起大会の参加者がゼロだったという話をしていました。

 10月時点で「35%足らず」では、対抗馬に健康上の問題でも出ない限り、第45回総選挙での小選挙区勝ち上がりはほぼ絶望的です。でも、民主党は国民が求める限り、ずっと続きます。三村さんがいつか、日本を背負うことができる人材(今でいう、岡田克也のような)になれる、神奈川2区の主権者が三村和也をそこまで育て上げる日が来ることを僕は期待しています。

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