連合の古賀伸明会長は2013年8月23日(金)放送のBSフジテレビ「プライムニュース」に出演しました。日本のテレビ局は敵の経団連(ボンクラ米倉弘昌会長)が主導してつくったため、連合会長が出演する機会が少なく、労働運動の分断工作により、労働組合に加入すると貧乏になるという正反対の理屈で、多くの無産階級労働者が労組に入らず、身をほろぼしてきました。
古賀さんは、まず、3期目続投について、「それはまったく観測報道。立候補すらしていない」として、10月3日・4日の連合大会で決まるとしましたが、終始笑顔。
その後、民主党が衆院選、参院選で連敗した理由について「3年3か月の民主党のガバナンス、マネジメント、まとまりのなさ、政策推進能力(のなさ)が信頼を失い、それがまだ戻っていない」と分析しました。
そのうえで、「民主党のもうちょっと期待しましょうや」と語りました。橋下徹・日本維新の会党首については、「一緒にやれない」としながらも、「官公労について誤解がある」と語りました。自民党・経団連・マスコミの悪のトライアングルによる情報工作に橋下さんが洗脳されていることを示唆したと思われます。
山口二郎北大教授が「民主党の再生は3年後ではなく、5年から10年かかると思っている」と語ると、古賀さんは「そうですね」と相づちを打ち、「僕も一緒ですよ。総選挙が終わった時には、10年かかると言ったが、10年では長すぎる。次の次ということで6年と(最近では)言っている」と述べ、第47回衆院選では党勢回復により野党第1党としての議席数を回復し、第48回衆院選で政権交代をめざす考えを明確に打ち出しました。私も同感であり、頼もしく感じます。
非正規労働者の組織率が5~6%であることについては、「一歩一歩前進している」として増えてきているとの考えを言明しましたが、名指しはしませんでしたが、一部の産別で温度差があるとしました。
そのうえで、企業合併による高度成長期の組合数の増加にあぐらをかき、働き方の多様化に応じた組合員勧誘のしかたができていなかったとし、「1990年の連合結成時に先輩たちが目指した通り、1000万連合(1000万組合員)をめざしたい」とし、その目標年次を2020年としました。政権交代の目標を「10年後」としたことと、1000万連合の目標年を2020年としたことには相関関係があるかもしれません。
いずれにしろ、労働組合法第7条で、企業は組合と交渉しなければ法律違反になります。非正規の人も一人でも入れる労組に入って身を守るべきです。まあ、組合費ぐらい払ってくださいよ。
1000万連合という足腰の下、民主党の第48回衆院選での政権交代に向けて、私も無産階級のみなさんとしっかりと心を一つにして、すえながく、支持してまいることを確約します。