宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

伊達忠一参議院議長、郡司彰参議院副議長選出、第24期参議院(第47期衆議院)第191回臨時国会召集

2016年08月01日 15時23分08秒 | 第191回国会(2016年8月)院の構成

[画像]参議院議長選挙のようす、2016年8月1日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

【平成28年2016年8月1日(月)参議院本会議】

 第191回臨時国会が召集されました。会期は3日間。

 まず、中村剛事務総長が議長席に座り、議長の選挙がありました。

 女性議員が6年ぶりに2割台を回復したので、女性が4名以上連続で点呼される並びが数回あったみたいです。

 投票総数242、伊達忠一君241票、白紙1票で、伊達さんが当選しました。参議院自民党内でかなり異論があったようなので白紙があったのかもしれません。

 この後、副議長選挙があり、郡司彰さんが241票、他の一般議員の名前が1票で、郡司さんが当選しました。

 登壇した伊達新議長は「第31代となる議長に就任する」とし「二院制の下で参議院あその役割を果たしていけるようにしたい」と語りました。

 郡司副議長は「伊達議長の下、参議院の使命を達成するために、懸命につとめる」と述べました。

 この後、伊達さんが議長席に座り議事。3年前と同様に、片山虎之助さんが登壇し、最年長議員として「山崎前議長にお礼を申し上げたい」と語りました。

 山崎正昭前議長(福井選挙区で当選)が登壇し、「退任するにあたり一言ごあいさつする」と語り「在任中、輿石東副議長(先月25日で議員を勇退) ともにお世話になった」としました。

 この後、常任委員が全員辞任。議長が参議院規則第30条にもとづき、すべての常任委員を指名しました。

 続いて委員長選挙。議長が指名しました。内閣委員長は難波奨二さん、総務委員長は山本博司さん、法務委員長は魚住裕一郎さん、外交防衛委員長は佐藤正久さん、財政金融委員長は大家敏志さん、文教科学委員長は石井浩郎さん、厚生労働委員長は三原じゅん子さん、農林水産委員長は山田俊郎さん、経済産業委員長は小林正夫さん、国土交通委員長は増子輝彦さん、環境委員長は磯崎仁彦さん。第1種常任委員長は自民党と公明党は全員前の国会から続投しました。あさって党役員人事および内閣改造があるので、次の国会で交代するでしょう。

 次に、国家基本政策委員長は柳田稔さん、予算委員長には石井準一さんが当選。決算委員長は1期生の石井正弘さんが抜擢されました。行政監視委員長は磯崎陽介さん、議院運営委員長は引き続き松山政司さん、懲罰委員長には、自民党の前議員会長、溝手顕正さんが就任しました。

 次に特別委員会の設置。地方・消費者問題に関する特別委員会は採決の結果賛成多数で設置しました。他の6特別委は全会一致で設置されました。なお、参議院では、前国会含めて、TPP特別委員会はまだ設置されていません。

 この後、憲法審査会、情報監視審査会、政治倫理審査会の委員が指名されました。

 休憩。再開後、会期3日間が全会一致で決まり、散会しました。

【平成28年2016年8月1日(月) 参議院の各特別委員会】

 委員長を互選しました。

【平成28年2016年8月1日(月)参議院憲法審査会】

 別エントリー(

参議院憲法審査会会長に柳本卓治さん再任、理事(幹事)に公明党・西田実仁さん、民進党白真勲さん

)に書きました。

【平成28年2016年8月1日(月)衆議院本会議】

 会期を3日間とすることが全会一致で決まりました。

 特別委員会の設置は、地方創生に関する特別委員会が起立採決のうえ、賛成多数で設置されました。

 TPP特別委員会(環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)も起立採決となりました。

 その他の、8特別委は異議無しで設置されました。弔詞。佐藤信二さん、堀内光雄さんに弔詞が朗読されました。

【平成28年2016年8月1日(月)衆議院地方創生に関する特別委員会】

 山本幸三さんが今回も委員長に互選されました。この後、鳩山邦夫前委員長に対して黙祷がありました。

【平成28年2016年8月1日(月)衆議院の各特別委員会】

 委員長の互選や理事の選任がありました。

【平成28年2016年8月1日(月)両院・開会式】

 天皇陛下をお迎え。「生前ご退位のご意向」が報じられてから、陛下(明仁親王)の国会訪問はこれがはじめてしたが、いつも通り。会期後に、御所から発信する方向。

このエントリー記事の本文は以上です。
(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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参議院憲法審査会会長に柳本卓治さん再任、理事(幹事)に公明党・西田実仁さん、民進党白真勲さん

2016年08月01日 14時33分45秒 | 第191回国会(2016年8月)院の構成

[画像]柳本卓治・参議院憲法審査会会長(自民党参議院議員)、2016年8月1日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

【平成28年2016年8月1日(月)参議院憲法審査会】

 会長(委員長)に、自民党の柳本卓治さんが再度、互選されました。

 幹事(理事)には、公明党から西田実仁さんが選ばれました。軽減税率も平和安全法制もいつも西田氏です。創価学会員はいい加減怒った方がいいですよ。

 改憲勢力が衆参とも3分の2を確保した、第23・24期参議院、第47期衆議院。

 安倍首相(自民党総裁)は2年以内に改憲発議に持っていくものとみられます。

 委員会での改憲発議は過半数ですが、本会議では3分の2です。衆参先議の別はなく、衆参の2つ目の院が発議した日から起算して60日以降に日本国憲法改正手続き法に基づく国民投票が行われます。国民投票には投票率の足切りは無く、公選法対象外。ですから、発議から2か月以内に、テレビCMを打ちまくり、投票所までバスで移動させ、投票率数十%で憲法を改正できます。内容は、「集団的自衛権の行使を妨げない」、「公益のために基本的人権を制限する」、「緊急事態宣言で無期限に国会・選挙を停止できる」の3点が何らかの骨抜きにあいながらも盛り込まれる見通し。野党や市民連合の抵抗は、まず無理でしょう。

 そんななか、民進党からは、白真勲さんが幹事となり、会長代理を兼務。真山勇一さんも幹事となりました。共産党からは仁比聡平さんが幹事。一方、補完勢力とみられる、おおさか維新の会からは、結党メンバー乍ら国会議員としては今日が初登院の浅田均さんが幹事になりました。

このエントリー記事の本文は以上です。
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当ブログはきょうで事実上10年目に突入

2016年08月01日 14時05分59秒 | その他

 ありがとうございます。

 当ブログ「宮崎信行の国会傍聴記」は、きょうで事実上10年目に入りました。

 開設は、平成19年2007年8月7日。この日は第21回参院選後の院の構成を定める第167回臨時国会の召集日で、非自民の江田五月議長(先月25日議員を勇退)が選出された日です。 奇数回次の参院選は7月下旬にずれ込んでいますが、偶数回次(第1回参院選の下位半分の改選組)の参院選は7月上旬で、院の構成の臨時国会の召集も早まりますので、きょうで実質丸9年となります。この間、衆参ねじれ、政権交代、衆参ねじれ、政権再交代で衆参逆ねじれ、衆参ねじれ解消と、考えられる全パターンがありました。

 27年ぶりに、与党第1党が参院でも単独過半数となりましたので、これを機に、参議院の力が大幅に弱まり、衆院選挙の結果だけで、首相が交代する政治の実現を期待します。

 第23・24期参議院では、民進党・新緑風会の鉢呂吉雄さんと、希望の会幹事長の青木愛さんの、2人の元与党衆議院議員が参議院議員となり(青木さんは復帰)ましたので、この2人に期待し、大臣などけっして目指さずに、「吉田之久先生になってほしい」、吉田先生が誰だかほとんど分からないでしょうが、そう思います。

 ただ、これだけ意気込んでいたのに、直前に、岡田克也先生がネクスト首相(民進党代表)を引きずりおろされてしまう痛恨の一事が起きました。私は、またしても野田佳彦氏に騙されたのだと思います。蓮舫氏が初当選する前にも、中野寛成先生が民主党幹事長から野田一派に引きずりおろされたことがありました。私はその後も一貫して、野田氏を信用せず、経済音痴となじり続けてきました。中野幹事長に続いて、岡田代表まで引きずりおろされることとなり、野田氏の育ちの悪さ、生き急ぐ様に激しく侮蔑します。野田氏には現世から消えてほしいほど怒っています。誰のおかげで総理になれたと思っているのでしょうか。なぜ、参院選で二大政党の党首が辞めなければならないのか。嘘と裏切りを繰り返す、野田氏は現世から消えるべし。

 私は岡田代表が引きずりおろされてから一晩経ったきのう、心境が変化し、スポーツクラブに再入会しました。きけば、昨年1月に退会しており、岡田さんが代表になり、安保法制阻止のために、時間を割こうと思ったようです。正直、岡田首相の芽は絶たれました。もう自分が立たねばならぬと、減量して、仮に抑うつ状態でも這い上がれ、血糖値もコントロールして、自分が出ていく準備を少しずつ始めることになりました。

 それなりにやっていこうと思います。
  

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