野党は、「外国人材拡大のための、出入国管理法及び法務省設置法改正案」(197閣法1号)の審議入りの先送りに成功しました。衆議院本会議の定例日は、火曜日、木曜日、金曜日です。与党は、あさって8日(木)の審議入りをめざしていましたが、批判が多いため、先送りに。9日(金)は園遊会なので、13日(火)以降になる見通しとなりました。
これについて、与党・自民党の二階俊博幹事長。自民党は月曜日に役員会、火曜日に役員連絡会を開きますが、役員連絡会後の記者会見で、13日に先送りになっても、「(12月10日までの当初会期内成立の)考えに変わりはない」とし、「ゆとりのある国会運営をする」と強調。当初会期内に収まるかどうかについては「精一杯できるだけの努力をする。まだ時間が無いということではない」と語りました。
衆議院法務委員会の定例日は、水曜日と金曜日。仮に13日(火)に審議入りできれば、14日(水)に趣旨説明ができると考えられます。当初会期内での衆参採決、成立にはまだ余裕がある日程となっています。
きょうは、給与関係閣僚会議が平成30年人事院勧告を完全実施することを決めて、閣議で「人事院勧告を完全実施する国家公務員一般職給与法改正案」(197閣法 号)などを決定し、衆議院に提出。「特別職の法案」(197閣法 号)では、12月から内閣総理大臣の特別給を、年間3・30か月分から、年間3・35か月分へと引き上げる改正条項も盛り込まれました。手元の計算では、安倍晋三首相のボーナスは、12月分がおそらく10万ないし15万円ぐらい、前年比でアップすることになります。
また、「日欧EPA承認案」(197条約 号)も提出されました。TPP11の半分近くの効果が期待されるようで、ルール分野での国内実施法案も必要で、予想外に、そこそこ、大ぶりな議案となります。
【衆議院情報監視審査会 平成30年2018年11月6日(火)】
非公開で開かれました。委員は、防衛大臣経験者と、新聞記者出身者が多くなりました。特定秘密保護法国会から5年目の秋から冬へと向かいますが、霞が関はすっかり口が重い雰囲気になりました。防衛省は情報隠ぺいの不祥事はあったとはいえ内局はがんばっていますが、厚生労働省は何言ってんだか分からない状態になってます。ヤバいです。
【参議院 同日】
補正予算案の基本的質疑のさいちゅうですが、きょうは皇室行事に首相の伝達が必要で、首相が出席できないため、総括質疑方式の基本的質疑はあすになりました。
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