宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【7/10】安倍晋三首相出席せず、衆参とも予算委員会理事懇談会開かる、15日(水)衆議院予算委員会開催決定、16日(木)の参議院予算委員会も決定「首相出席」は引き続き協議

2020年07月10日 16時10分48秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」
[写真]国会正門、先月2020年6月17日、宮崎信行撮影。

【衆議院予算委員会理事懇談会 令和2年2020年7月10日(金)】
【参議院予算委員会理事懇談会 同日】

 衆参の予算委理事は各々、理事懇談会を開きました。来週7月15日(水)に衆議院予算委員会、16日(木)に参議院予算委員会を開き、閉会中審査をすることが決まりました。

 一方、衆院側は、野党が求めた安倍晋三首相の出席が拒まれ、西村康稔・コロナ・経済再生担当大臣が答弁することになりました。参議院側は来週も引き続き協議することにしましたが、衆と同じく首相は出席しないことが確定的。

 議題は、コロナ感染症の動向。また、専門家会議の廃止をめぐる経緯など政府の体制。特別定額給付金、持続化給付金、雇用調整助成金などの支給状況。サービスデザイン推進協議会などとの契約関係。第1次補正で決まり執行を控えるGo Toキャンペーンなど、コロナが中心になると思われます。また、イージス・アショアの停止をめぐる判断ですが、これは河野太郎防衛相が衆・安保委で2回も答弁していますので、首相が出席しなければ新しい話はありません。

 閉会中審査としては、2014年7月に同月の「集団的自衛権の憲法解釈の再整理」の閣議決定で、中旬に衆参予算委の閉会中審査に応じて、安倍晋三首相が「ホルムズ海峡封鎖で原油が止まると寒冷地で死者が出る」と答弁したこともあり、与党側としては失点の機会ばかりです。予算委閉会中審査の確約は、臨時国会を開かないためのガス抜きだったとの不満が少しずつ出るかもしれません。

【自民党政務調査会 同日】

 「2020年経済財政運営の基本指針」(案)をめぐって党内での事前審査がされました。教育関係も入りそうです。いわゆる骨太の方針。

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