宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

【東京五輪】900名のシュプレヒコールが無観客の新・国立競技場に響くシュールコントの中、現職参議院議員の橋本聖子会長がスピーチで、23年ぶりの日本オリンピックスタート

2021年07月23日 23時50分37秒 | コロナなど閉会中審査→オリパラ→衆院選
[写真]橋本聖子・組織委会長、3年前の2018年、国会内で、宮崎信行撮影。

 第32回オリンピックが開会。自民党参議院議員である橋本聖子・組織委会長があいさつし、天皇陛下が開会宣言しました。トーチリレーは大坂なおみ選手でした。

 我が国でのオリンピックは、長野市での冬季五輪以来23年ぶり。あのときも国内では、山一・拓銀・新進党ショックで、暗い世相でしたが、原田の失敗ジャンプ、船木のスーパージャンプで、後半から一気に盛り上がりました。

 東京五輪は安倍晋三自民党政権による「アベノミクス第3の矢・成長戦略」の柱ですが、パンデミックで1年延期されました。

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/sports/20210723-567-OYT1T50130


 開会式には、筆者・宮崎信行と地上波テレビ番組で共演したこともある、劇団ひとりさんらが出演。しかし、全体監督のコメディアンが、前世期末のコントDVDで、ユダヤ人ホロコーストについて「NHKディレクターに没になった、ユダヤ人虐殺コントの小道具」というようなあるまじき一言があり、官邸の指示で、組織委が解任しました。奇遇でしょうが、ホロコーストのうち2000人だけ脱出できたできごとの当事者同士の子である、ブーラ・ファイザー社社長も来日。迎賓館で、菅義偉首相が対面では初めて会い、朝食会をしながら、ワクチンを回してくれるよう頼みました。

 シュールコントの作者は解任されましたが、無観客で開かれる開会式という現実。そして、野田草履さんら複数のツイキャスによると、900名に前後する人の「オリンピック辞めろ」「復興五輪でない」「金より命だ」という抗議運動の声が、無観客の国立競技場の中でも、響いていた、と一部報道機関が報道。究極のシュールコントと化しました。

 大会には、200以上の国・地域から選手が参加し、50ほどの競技をします。東京で1日が2000人前後感染し、インドネシアで1日2000人前後が死亡するコロナ禍ですが、21世紀の低成長の時代に、多様性の調和というコンセプトは伝わってきました。

 100メートル走って0・01秒速い者が勝つ究極の平等。おそろしすぎるほどの平等。しかし、水泳自由形は平泳ぎで泳ぐ人がいませんので、自由は無制限でないことも教えてくれます。

 筆者は辰巳国際水泳場で泳いだ経験があるので、そこで、オリンピアンが泳ぐ様を、テレビ桟敷で楽しみたいところです。劇団ひとりさんも開会式に出るし、本籍地・長野市、出身地・東京都の私はテレビで開催を楽しみたいところです。

 来週は衆議院、参議院内閣委員会で、西村大臣、河野大臣への質疑もあります。
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