[写真]「NHK国会中継」、きょう2021年2月5日、宮崎信行撮影。
私と29年来の知己の、森山浩行衆議院議員(大阪16区比例)が初当選から11年半、初めてNHKテレビ「国会中継」に登場しました。
森山さんは2009年政権交代チルドレンとして玉木雄一郎さんと同期当選ですが、5年間のブランクを経て2017年10月国政復帰した2期目。国会・大阪府連とも地味な雑巾がけに徹して、昨秋、予算委員に抜擢されました。予算委員初めての任期で、野党にとって最も大事な「当初予算案の基本的質疑2日目」に起用されるのは異例。
森山さんは菅義偉首相に対して「コロナ対策は初めてだから完璧にできるわけではない」と相変わらず優しいところを示しながらも「安心につなげるためには、説明を尽くすべきだ」と迫りました。
森山さんは「きのうの黒岩宇洋委員の質疑で、週刊文春に載っている男性の写真が長男かどうか分からないと答弁したが、今もそうか」と問うと、菅首相は「マスクと目隠し(マスキング)をされていましたから、そういう中で確定的に言うのは難しい」と不誠実な答弁。菅さんはおとといに続き、きのうも「話はしました。総務省でも調査中だし、長男に対して会社から聞き取りがあったらしっかり協力するように伝えた」としました。
秋本芳徳・総務省情報流通行政局長は「12月10日の会合には、木村由紀夫氏と菅正剛氏が同席していた」と答弁し「東北新社に返却させていただきました」と述べました。秋本局長は、東北新社を「番組の配給をしている会社です」との認識があったとしました。森山さんが「12月はスターチャンネルの更新時期だが」と迫ると秋本局長は「当日衛星放送の話が出たかどうか記憶していない」と答弁し、森山さんは「出たかもしれない、ということですね」と語り、明日以降も追及していく党の方針を強調しました。
森山さんは「総務省のみなさんも気の毒ですよ」と相変わらず優しいことを言っていました。
森山さんは「私も人の親ではなありますが、子供にトラブルがあったが、まず何があったかよく調べてから対処する」とし、「首相同様に、私も親が政治家ではない。そうはいっても、当時25歳の男性が大臣秘書官になれるものではない」としましたが、首相は「当時、秘書2人が地方議員に転出したので、急遽秘書官として長男を働かせた。私は子供が3人いますが、3人とも自分の考えで職についている」と強弁しました。
ところで、私・宮崎は、衆議院の任期で自分の人生を区切る傾向がありますが、2017年10月からの4年弱は、私は父を見送り継承するという人生唯一最大のイベントをこなしつつ、政治活動家としては、民間雇用のあまりの不景気ぶりからか、地方議員の父から「娘を気長にお育てください」という訳の分からないお礼状が届くなど複数の案件から、「こんななら、各級議員は全員世襲の方がいいのではないか」と匙を投げかける状態になりました。第三者は「宮崎さん、それだけ信頼されているんですよ」と言われるかもしれませんが「娘をお育て下さい」だけは、これは前後不覚になりかけます。
菅正剛氏も、経済的に自立して、東北新社での自分の職責を分かっているわけだけど、今の日本の「総理の長男に呼ばれたら、総務省の局長は行かざるを得ない」との受け止めは、いくら高齢化した日本とはいえ異常です。異常と思わないならその方が異常です。
私も「共通の友人101人」の森山さんは奥さんも、実のご両親(お母さんは他界)、さらには義理のご両親、お子さん2人全員とお会いしたことがあり、ずいぶん濃いのですが、森山さんが言っていた父親論は実践されているのは間違いないと思います。
委員室に戻って、森山さんは「改竄、権威主義、忖度でスガーリンとのあだ名がついている。行政をゆがめないでほしい」と念を押し、菅さんは「そう思われないようにしたい」とのらりくらりとした答弁で、初戦を終えました。
できれば、拡散してください。
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森山さんは2009年政権交代チルドレンとして玉木雄一郎さんと同期当選ですが、5年間のブランクを経て2017年10月国政復帰した2期目。国会・大阪府連とも地味な雑巾がけに徹して、昨秋、予算委員に抜擢されました。予算委員初めての任期で、野党にとって最も大事な「当初予算案の基本的質疑2日目」に起用されるのは異例。
森山さんは菅義偉首相に対して「コロナ対策は初めてだから完璧にできるわけではない」と相変わらず優しいところを示しながらも「安心につなげるためには、説明を尽くすべきだ」と迫りました。
森山さんは「きのうの黒岩宇洋委員の質疑で、週刊文春に載っている男性の写真が長男かどうか分からないと答弁したが、今もそうか」と問うと、菅首相は「マスクと目隠し(マスキング)をされていましたから、そういう中で確定的に言うのは難しい」と不誠実な答弁。菅さんはおとといに続き、きのうも「話はしました。総務省でも調査中だし、長男に対して会社から聞き取りがあったらしっかり協力するように伝えた」としました。
秋本芳徳・総務省情報流通行政局長は「12月10日の会合には、木村由紀夫氏と菅正剛氏が同席していた」と答弁し「東北新社に返却させていただきました」と述べました。秋本局長は、東北新社を「番組の配給をしている会社です」との認識があったとしました。森山さんが「12月はスターチャンネルの更新時期だが」と迫ると秋本局長は「当日衛星放送の話が出たかどうか記憶していない」と答弁し、森山さんは「出たかもしれない、ということですね」と語り、明日以降も追及していく党の方針を強調しました。
森山さんは「総務省のみなさんも気の毒ですよ」と相変わらず優しいことを言っていました。
森山さんは「私も人の親ではなありますが、子供にトラブルがあったが、まず何があったかよく調べてから対処する」とし、「首相同様に、私も親が政治家ではない。そうはいっても、当時25歳の男性が大臣秘書官になれるものではない」としましたが、首相は「当時、秘書2人が地方議員に転出したので、急遽秘書官として長男を働かせた。私は子供が3人いますが、3人とも自分の考えで職についている」と強弁しました。
ところで、私・宮崎は、衆議院の任期で自分の人生を区切る傾向がありますが、2017年10月からの4年弱は、私は父を見送り継承するという人生唯一最大のイベントをこなしつつ、政治活動家としては、民間雇用のあまりの不景気ぶりからか、地方議員の父から「娘を気長にお育てください」という訳の分からないお礼状が届くなど複数の案件から、「こんななら、各級議員は全員世襲の方がいいのではないか」と匙を投げかける状態になりました。第三者は「宮崎さん、それだけ信頼されているんですよ」と言われるかもしれませんが「娘をお育て下さい」だけは、これは前後不覚になりかけます。
菅正剛氏も、経済的に自立して、東北新社での自分の職責を分かっているわけだけど、今の日本の「総理の長男に呼ばれたら、総務省の局長は行かざるを得ない」との受け止めは、いくら高齢化した日本とはいえ異常です。異常と思わないならその方が異常です。
私も「共通の友人101人」の森山さんは奥さんも、実のご両親(お母さんは他界)、さらには義理のご両親、お子さん2人全員とお会いしたことがあり、ずいぶん濃いのですが、森山さんが言っていた父親論は実践されているのは間違いないと思います。
委員室に戻って、森山さんは「改竄、権威主義、忖度でスガーリンとのあだ名がついている。行政をゆがめないでほしい」と念を押し、菅さんは「そう思われないようにしたい」とのらりくらりとした答弁で、初戦を終えました。
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Ⓒ2021年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。
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