きょう発売の「週刊文春」10月18日号に「総選挙大予測」という記事が出ていました。私が選挙予測でもっとも信頼している宮川隆義さん(政治広報センター社長)の記事です。
これによると、自民党は現有307議席から197議席へと110議席減。公明党は23議席で8議席減らします。民主党は現有の113議席から224議席へと倍増しますが、過半数(241)には遠く及びません。日本共産党は9議席のまま。国民新党は5議席(1増)。社民党も1つ増やして8議席。新党大地は1議席のまま、新党日本が1議席を新しく取り、無所属は8人から12人に増えます。
これは第21回参院選の得票率に直近の世論調査のトレンドの変数(パラメータ)を換算したもので、候補者の資質(タマ)などは考慮されていません。宮川さんも「与野党の候補が出揃っていない現状なので、本紙恒例のものとは別の予測と考えていただきたい」としています。
私は新人が多い民主党がこれだけ議席を増やすということは現状では考えられないと思います。「あり得ない」と断定します。
小沢一郎代表は「県庁所在地は全部取る」と語ったそうです。47ある「1区」では全勝をめざすということですが、例えば鳥取1区は石破防衛相ですから民主党新人の当選はかなり厳しいでしょう。もちろん「1区」で民主党が25勝(22敗)ぐらいになってくると、「1区」はたいてい平野部ですし、隣接する「2区」「3区」などにも情報が伝播していきます。比例も連動して票が上積みされるでしょう。
週刊誌ですから「瀕死自民が下野する日」と見出しは踊っていますが、自民党も民主党も単独過半数はムリという予測は現実的なところでしょう。
今後は、国会での論戦は言うまでもなく、新顔の候補予定者がどれだけ選挙区でミニ集会を開くか、そこで年金などの質問にていねいに答えられるか、説明できないなら分からないなりの対応ができるか、というところで第45回総選挙の帰趨が決まるのではないでしょうか?
言ってみれば、国会論戦は「空軍」のようなもので、本当の「戦場」は各地方のそれぞれの選挙区なのかもしれないなあ、と「週刊文春」を読みながら感じました。
↓衆議院の審議のもようはこちらをクリック↓
↓参議院の審議のもようはこちらをクリック↓
↓クリックで「下町の太陽」を応援してください!
最新の画像[もっと見る]
- あすの予算案趣旨説明は先送り、水岡俊一「有色人種」9年ぶりに国会で使う、西岡秀子「トラスショックは起きない、PLを見れば政府赤字のGDPに占める割合は日本の方が小さい」に首相はBS累積でかみ合わず 10時間前
- 野田佳彦まさかの減税提唱からスタート、揮発油税の上乗せ税率の撤廃だけ要求、鳥取島根の亀井あきこさん「郵政株売却しない」求める 1日前
- 野田佳彦まさかの減税提唱からスタート、揮発油税の上乗せ税率の撤廃だけ要求、鳥取島根の亀井あきこさん「郵政株売却しない」求める 1日前
- 小川幹事長「予算案に立憲が賛成するかもしれない」と「自公国」「自公維」スキーム無効化もくろむ「減税論の広がりを自覚」とも 3日前
- 第217回通常国会召集で、石破首相「賃上げ」施政方針演説、地方の格差是正を打ち出す、150日目に都議選 4日前
- 第217回通常国会召集で、石破首相「賃上げ」施政方針演説、地方の格差是正を打ち出す、150日目に都議選 4日前
- 伊東良孝沖北相「私は沖縄地上戦の北海道出身4万人の遺族会会長だ」と沖北特別委で語り、あす召集 5日前
- 都議選は予想通り「6月13日(金)告示6月22日(日)投票」で当初会期末と同日に「こんな人たち」から8年、政府はきょう「59法案・13条約承認案」を通告、あす衆沖北特別委 6日前
- 石破「野党の後ろにおられる国民に、政府が言うことなるほどもっともだねと答弁」岩屋外相はトランプ再就任に隣席 1週間前
- 衆・沖縄北方特別委はあす(1/22)理事懇談会で、あさって(1/23)異例の閉会中審査か 1週間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます