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[写真]7月10日の国会議事堂、筆者・宮崎信行が2015年に撮影。
民主党首脳は第24回参議院議員通常選挙(来年7月10日ないし24日投開票)に向けた、野党再編で所感を述べました。
維新の党については、10月20日の政党交付金について「銀行が止めたらしい」と語り、松野維新、大阪維新双方に振り込まれていない=各メディアが既報=とし、「職員の給与が支払われたのか心配だ」と述べました。
共産党が主張する「国民連合政府」について、「民主党のビラを配ってくれる人はいる。共産党は、民主党公認候補のビラ配りをしてくれるのではなく、候補者を引っ込めてほしい」とし民主党員を優先し、共産党員はビラを配るのではなく野党候補統一のために候補者を擁立しないでほしいとの思いをにじませました。
生活の党と山本太郎となかまたちについては、「小沢一郎さんが、非拘束名簿式の全国比例で、「統一名簿・オリーブの木」を主張しているのは、YAWARAちゃん(谷亮子参議院議員)を当選させるためだろう」としました。民主党首脳は「YAWARAちゃんは、今は(柔道)協会役員(理事)ではないのではないか」と前途を思案しました。
非拘束名簿式全国比例(改選定数48)では二大政党では、個人票12万票以上をとれば必ず当選できます。しかし、少数政党では政党名100万票以上をとらないと1議席を確保できません。一つの事例として、第22回参院選では、谷さんは民主党公認で35・2万票を獲得し、民主党16議席のうち2位で当選した一方で、連立与党パートナー国民新党の長谷川憲正さんが40・6万票をとりながら、同党の議席がゼロだったので落選しました。
ところが、小沢一郎さんが主張する「統一名簿・オリーブの木」を採用すると、前回みんなの党の、例えば、柴田巧さんが8・7万票、小野次郎さんが4・3万票、真山勇一さんが3・6万票にとどまっており、目安とされる12万票を大きく下回ることから、「小野さんらが逆に議席をとれなくなる」と述べ、統一名簿・オリーブの木に否定的な姿勢を打ち出しました。ただし、「5人を割るのではないか」と語り、「小沢党」が政党要件の一つである、「国会議員5人以上」を割るかもしれないことに、警戒感を示しました。
社民党とは、「沖縄が基本だ」とし、沖縄県での現職(無所属)再選に協力したいとの思惑を示唆しました。
民主党首脳が衆参ダブル選挙説を主張していることについては、「たぶん無いと思うが、民主党には自分が準備していなかったのがいけないのに、『急に解散になったせいで落選した』『代表のせいだ』、と言いだす、どうしようもなく、だらしない連中がいるので、そう言っている」としました。
岡田克也代表の側近が「私たちの敵は大阪維新だ」と語ったことについて、民主党首脳は「それは私と考えが違う」とたしなめ、「敵は自民党だ」との基本から外れることがないよう釘をさしました。
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(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki
(http://miyazakinobuyuki.net/)
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