田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

名峰 富士山を観る

2015-11-02 15:48:40 | 「めだかの学校」関連

 日本最高峰を誇る富士山は、独立峰としてその姿かたちの優美さを誇り、人々の憧憬を誘う山であることに異論を挟む人は少ないはずだ。世界遺産に登録された富士山のDVDを2本続けて観た。 

          

 10月26日(月)、午後「めだかの学校」があった。これまで月の第4月曜日は、夏季間は野外学習が主だったのだが、冬季に入り室内学習に切り替わった。
 そのメニューが昨年から継続して視聴している「日本の世界遺産」に関する映像資料を視聴することだった。そこで今回取り上げられたのが2013年に世界文化遺産と登録された「富士山」だった。

 視聴したDVDは、「世界遺産 富士山 ~信仰の対象と芸術の源泉~」NHKスペシャル「世界遺産富士山 水をめぐる神秘」という2本だった。

 日本各地に山岳信仰が伝わるように、富士山にもまた富士山を神と見立てた「富士信仰」というものが存在する。その代表的なものが「浅間信仰」である。
 映像においては、昔から今に伝わる浅間信仰について詳しく描写されたものが映し出された。
 また、富士山は芸術の対象としても多くの人たちを魅了した。芸術文化が爛熟期を迎えた江戸末期には葛飾北斎や歌川広重といった俊英たちが富士山を対象とした作品を次々と遺した。それは遠くヨーロッパの画家たちにも影響を与えたという。

          
     ※ 富士山を描いた浮世絵としてあまりにも有名な葛飾北斎の富嶽三十六景の一つ「神奈川沖浪裏」の画です。

          
          ※ こちらは歌川広重の富士三十六景の一つ「甲斐御坂越」の画です。

 富士山はまた豊富な水資源に恵まれ、「富士五湖」といった大きな湖も有している。ところが富士山には一本の川も存在していないことでも有名である。それは伏流水という形で地下水脈が大きく発達しているからである。
 映像では、その地下水脈を突き止めるために溶岩洞窟を調査する模様が映し出された。

 富士山は国内最高峰にして、その優美なる姿から、日本人はおろか日本を訪れる外国人にとっても日本を代表する光景として多くの人を集めている。
 その人気ゆえに、あまりにも俗化されすぎ、汚染も深刻との理由からなんども世界遺産の選考から漏れてしまった過去を持つ。
 私もその人気に煽られるようにして2013年の富士山を登っているので、大きなことは言えないが、日本が誇る富士山の環境保全に関係機関のみならず、一人ひとりがそのことに留意することによって、あの優美な姿をいつまでも残したいものと思った。


ボランティアというと…

2015-11-01 22:39:24 | ボランティア
 ボランティアというと…。今年の私は「近美を愛するブリリア会」の活動以上に、時間と意識を割かねばならない活動を担っている。本人(私)の意志を顧みられることもなく、気が付いたら重責を担わされているという感じなのだが、それならそれで「やりましょか?」という心境でコトに取り組んでいる。 

 拙ブログの5月26日付で「重荷感と重責感と…」という記事を投稿した。
 その時はまだ気付いていなかった。というのも、私に与えられたポジションは、某団体の事務局入り、いうことだけで済まず、そこからさらに関連する協議会の事務局長に就任するということが既定のこととなっていたようなのだ。(そのことを知らなかった私も迂闊だった)
 その事務局長というポストが、現状ではあまり影響力が大きいとはけっしていえないけれど北海道全体をカバーする某協議会の事務局長というポストなのだ。(その協議会の正式名称を公にすることはいろいろ差し障りもあるので控えさせていただきます)

 影響力が大きくないとはいえ、その世界における北海道、あるいは札幌市において組織する関係団体のほとんど全てが参加する協議体である。
 だから私の任務は、各団体との連絡調整と、代表者会議の開催、協議体としての年に一度のイベントの開催、年間の活動の集録の編纂などがその任務である。
 こうした業務を無給で(つまりボランティアで)こなすことが要求される立場なのだ。
 
 そんな大変な立場なのだが、前任者たちは文句も言わずに務めていたようだ。それではこの役に就いたばかりの私が文句など言えるはずがない。
 大変な立場の事務局長だが、考えようによってはそれなりの影響力を発揮できる面白いポジションではないか、とも思う。

 つまり予算も権限も限られているが、大変だとは思わずに面白いポジションだとポジティブにとらえると見える景色が違ってこないだろうか?私はそう考えることにした。
 そう考えた私がまず着手したのが、協議体を活性化させるための考えを問うアンケート調査だった。
 このほどその集計結果がまとまったが、なかなか興味深い集計結果となった。

 そして、先日開催した協議体としての年に一度のイベントの中で、講演などと共にアンケート集計結果を報告した。私はこのアンケート結果をもとに次なる一手をどう打とうかと思案中である。すでに腹案はあるのだが…。

 年に一度のイベントを終えたことで、今年の仕事の山は越えた感があるが、次年度以降に向けてしっかり構想を立て、準備を進めていきたいと考えている。
 無給の上に、相当な時間も取られる究極のボランティアではあるが、与えられたからには後に悔いを残さぬように努めたいと思う。

 なんだか隔靴掻痒の感を抱かせる文章となってしまったが、差し障りがあってもいけない。ここまで書くことが精一杯であることをお許しいただきたい。