この3連休の間、我々一家は、ほとんどの時間を当別町の「石狩平原スキー場」で過ごした。
この手作り感溢れるイラストが、とても素晴らしい。
リフト料金も大変リーズナブル!このスキー場、場所が非常にわかりづらいが、札幌近郊では穴場的な、ファミリー向けの良いスキー場である。
我々一家の最大の目的は、妻の方針により、娘達を3日間スキー学校に通わせることなのだった。
どちらかといえば、目立たないマイナーなスキー場なのだが、スキー学校開催期間中は、ゲレンデもロッジも非常に混雑する。
付き添いで付いて行った私の最大の楽しみは、このロッジで出すラーメンなのである。
初日は、しょうゆラーメン(500円)をいただいた。ココのしょうゆラーメン、昨年から若干スープが変わったようなのが残念だが、そうとう高い水準にあるラーメンなのだ。さがみ屋製の麺の茹で具合も適正で、ツルツルでモチモチの食感が素晴らしい。スープはややしょっぱいかもしれないが、ニンニクがほのかに香り、満足の出来栄え。経験上、こういったロッジで出すものは、なんだか安風情なモノが多いのだが、ココのラーメンは、そういったモノとは一線を画している。これ、ホント。
さて、スキー学校2日目。前日は、子供を待つ間ロッジで読書していた我々夫婦だったのだが、それも退屈なので、急遽レガシィ2.0iにスキーキャリアを装着し、我々もスキーを持ち込んだのだった。いやあ、現代のスキーヤーのスキーは、みんな「カービングスキー」で、身長よりも高いスキーを履いているのは我々夫婦のみであった・・・この日はウォーミングアップのため、リフトには1回ずつしか乗らなかった。
「あんまりラーメンばっかり食べるんじゃない!」と、妻よりの教育的指導があったので、この日の昼食は「焼鳥丼」(550円)。
私は、この焼鳥丼がどのように作られるのか厨房を覗いていた。どうやら、この焼鳥はお湯で温めるだけのパック入りのレトルトのようで、これをオーダーすると、あっという間に、この一品は私の目前に提供された。だがしかし、この焼鳥が、またウマイのである。そこはかとなく炭火焼のような香りのするそれは、肉の弾力感も上々で素晴らしい出来。惜しむらくは、ご飯がイマイチだったことか。我が家で普段食している北海道産米「とんぼのゆめ」に、それは歴然と劣る。
とはいえ、全体としてみれば、及第点を与えても良い出来の焼鳥丼であった。これ、ホント。
そして本日。だいぶカラダも慣れたので、我々夫婦もリフトを数回使用。プルークボーゲンで、なんとか怪我も無く斜面を滑り降り、スキー場3日目を堪能した。
運動してカロリーを消費したので、今日は妻よりラーメンを喰ってもいいと許可を得た。そんなワケで、いただいたのは「みそラーメン」(550円)。
少々しょっぱめだが、やはりニンニクのほのかに香るスープは、これまたウマい。チャーシューはやや薄めだが、その質感もOK!今時550円で、こんなにウマい味噌ラーメンが喰えるのは、ココしかない。私見では、昨年行った「HOKKAIDOラーメン祭り」の、どこのラーメンよりも、このラーメンはウマかった。これ、ホント。
ちなみに、妻と娘は「カレーライス」(500円)を食していたが、これもナカナカおいしかったとのこと。私もちょっと味見してみたが、肉の質感から判断すると、これもやはり「レトルト系」と思料される。だが、確かに、ルーの味自体には、まろやかで侮れないおいしさがあった。これも、ホント。
また、この「たこ焼き」が、よろしいのだ。いつの間にか、たこ焼きの相場が400円になってしまった現在、この250円のたこ焼きはかなり高ポイントである。ふわふわでトロリとしたそのお味に、我が家は一家揃って虜になってしまった。厨房を覗いて見ていた限り、冷凍食品を油で揚げただけにしか見えなかったのだが、このたこ焼きも、実にウマく、また買って食べたいと思わせるものがあった。これ、ホント!ホント!
この石狩平原スキー場のロッジで出す食い物たちは、全部おいしかった!厨房の中に居たのは、オバサン1人とアルバイト風情の若い女性2人の計3名。こだわりの職人的な方はそこにはいなかったばかりか、作り方にも、特に凝った点は見当たらなかった。それなのに、このウマさは何なのだろう。我々がスキー等の運動で、お腹を空かせていたという理由以外の秘密が、きっとそこにはあるのだ。WEB上で、石狩平原スキー場のロッジで出す食い物のウマさに言及しているのは、どうやら私しかいないようだが、ここのロッジのメニューがリーズナブルでウマいことは、我々一家の共通した見解なのである。これ、ホント。