その夜。私はジンさんとともに、三条美松ビルへと向かった。
年に一度の「ふくふくクラブ」の会合が催されるからである。
会場は、例年通り「
ふくの家たなか」。いやあ、ここの「
ふぐフルコース」(一人前7,290円)が、ここで月1,000円の積立金を使い切るのが、年に一度のお楽しみなのである。妻子には悪いけどネ・・・
この店では、下関から毎日空輸される、「泳ぎトラフグ」のみを使用しているとのこと。
とりあえずは、生ビール(650円)。
お通しは「ふぐ皮煮凍り」。ぷるぷる感が、たまりません。
ポン酢と万能ネギ・もみじおろしでいただく「泳ぎふぐ刺し」。薄切りなのに、弾力感とシコシコ感がある。この一皿で、4人前。喧嘩にならないように、きっちりと4等分に区画を区切ってから食したことは、言うまでもありませんネ。
素晴らしい香りの「ひれ酒」(700円)。私は基本的に日本酒はあまりたしなまないのだが、コイツはグイグイいけてしまう。
カラッとジューシーな「泳ぎとらふぐから揚げ」。骨付きなのが、また嬉しい。骨をしゃぶりつくすように、いただかせていただきました。
「泳ぎとらふぐてっちり」。本当にふぐというのは、魚でありながらお肉のような食感の、すばらしい食材である。「河豚」とは、よく言ったものだ。
こちらはオプションの「焼き白子」 。表面はパリッと張りがあり、中身はクリーミィーでとろけるような食感!ちなみに1人前1,750円である。なんて贅沢なんだろう。
季節限定の「白子酒」(1,480円)が、これまたクリーミィー!
フグのダシがしっかりと出た鍋の残りで、仕上げの「雑炊」。鍋の底まで喰いつくしました。
デザートの「ゆずアイスクリーム」で、この豪華絢爛な食の宴はお開きとなった。
積立金は、1人あたり14,000円×8名=112,000円。今年は久しぶりに黒字決算であった。残余金は、来年分として積み立てておこう。
「ふぐひれ」は、当然お持ち帰り!自宅で、しばらくは「ひれ酒」を愉しめそうだ。
うっしっし。