12月1日から、石狩市内の14店舗にて、「石狩鮭醤油らーめん」が販売開始されたという。
それは、私のフェイバリット企業である「佐藤水産」が開発した「鮭醤油」がベースとなっているという。
現在一般的に醤油といえば、大豆から作る「穀醤」が主流だが、魚から作る「魚醤」はなんと縄文時代から作られていたといわれ、その歴史は「穀醤」よりも古いのだそうだ。
14店舗で展開されているこの「石狩鮭醤油らーめん」だが、お店によって価格やトッピングが異なっている。
今回は600円とリーズナブルな価格が魅力の、「茨戸ガーデン」さんを訪れることに。
11時19分。そこに到着。
11時24分。それをオーダー。
11時36分に、いよいよそのラーメンは目前に供された。
麺の質感はラーメン専門店のそれと比べるとやや劣るが、茹で加減等は適正である。
そしてそのスープ!まろやかなコクと甘みが、口中にふわっと拡がる。一口すすって、「んまい!」と、私は小さく叫んだ。
そのお味は、一般的な大豆の醤油味と大きく変わることはなく、魚臭さ等は皆無。素直にウマい醤油ラーメンだ。
最初から「鮭醤油」であることを知らなければ、そうとは気づかないだろうと、その時は思った。
チャーシューの代わりにトッピングされているのが、この焼鮭。
昔風のスープとの相性は、抜群である。
そしてメンマの、大きいこと、大きいこと!
柔らかく煮込まれたそれを齧ると、じゅわっと甘みが沁みだしてくる。
このメンマ、お酒の肴にもなりそうだ。
11時46分。完食である。油分が少ないので後半スープは冷めてしまうが、その分ヘルシーであるともいえよう。あと、ネギが若干辛かったかなァ。
そして、帰り際に、クルマに乗り込んでから気付く。
なんと、まだ口中に鮭醤油スープの後味が、尾を引くように残っているのだ。それは、一般的な大豆の醤油ラーメンでは、味わったことのない感覚である。
どちらかといえば「優しいお味」で、若干パンチに欠ける点は、否定できない。とはいえ、このラーメンが600円で喰えるとは、きわめてリーズナブルだと思う。
・・・そう言いながらも、他店の「石狩鮭醤油らーめん」も味わってみたくなるのが、私の悲しい性(サガ)なのだ。次はどこのお店に行くべきか、今から頭を悩ませている。