トレジアに試乗した後、尾車氏の進言により、フォード北海道へと向かった。
最近日本上陸を果たしたという、「クーガ」を見学するためである。
筋骨隆々として引き締まったそのスタイルは、なかなか好印象。
インテリアもカチッとした硬質感があり、魅力的だ。フットライト等の細かい演出が、また心憎い。
「サイドビューカメラ」を装着することで、いわゆる「キノコミラー」を取り払った点も、スタイリング上の重要なポイント。そのモニター画面は、左側Aピラーの根元に埋め込まれており、実用上の使い勝手も悪くなさそう。
さらに、シフトレバーのマニュアルモードのロジックが「手前に引いてシフトアップ、前に押してシフトダウン」である点も、加減速のGの動きを考えれば、誠に正しい。
税込車両本体価格が335万円からと、割とリーズナブルな設定なのも素晴らしい。国産のSUVと比較しても、その価格競争力は高い。
ううむ、あなどれないですネ。欧州フォード。
さて、こちらは、米国フォードのイメージリーダーカーである、「マスタング」。
そして、トヨタのみならず、米国フォードにもマークXが存在した!それは「リンカーンMKX」
この巨大で真っ赤なテールランプ&ガーニッシュ!まさに、「思いきり、アメリカン」。
いやあ、米国車は私の不得意とする分野だが、研究すれば、まだまだ面白いクルマがありそうだ。
そして思うこと。
フォードブランドが日本でイマイチ市民権を獲得できないのは、欧州フォードと米国フォードがごちゃ混ぜになって、いっしょくたに「フォード」として売られているために、イメージがとっ散らかってしまうからかもしれないですネ・・・