吉田拓郎氏の話である。
氏が、自分を変えようと、いろいろなことにトライしようと試みていた時。
主治医さんに、「拓郎さん。アナタ、そんなに無理をしてやりたくないことをやらなくてもいいんですよ。」と言われたという。
その時拓郎氏は、「そうか、世の中には頑張らなくてもいいと言ってくれる人もいるんだ。」と救われる思いがしたという。
「頑張ってくださいね」という言葉を、我々は意識せずに、普通に使っている。
だが、世の中には、「頑張ってくださいね」と言われると、傷ついてしまう人が少なからずいるということに、氏はその時気付いたという。
そうか、無理に自分を変えることはないのか。
また、拓郎氏に、教えられた。そして私は、紫煙の中にいる。