マイレガシィのバンパー修復に向かったディーラーには、最近発表された新型インプレッサが展示されていた。フロントマスクは、獲物を狙う鷹のようで、なかなか精悍で、悪くない。
展示車は、スポーツ(5ドア)の1.6i―L。AWDのリニアトロニック仕様だった。
本革巻ステアリングホイール・HIDランプ・クリアビューパック(撥水加工フロントドアガラス・ヒーテッドドアミラー・フロントワイパーデアイサーのセット)付で、税込車両本体価格は202万1250円。
北海道においては、一番売れ筋になりそうな仕様と思われる。
115ps/15.1kg・mを発揮のフラットフォー1.6リッターDOHCエンジン。
10・15モード燃費は17.6km/Lと、1.6Lの四輪駆動車としては、トップクラスの数値である。ちなみに、カローラアクシオ1.5G(4WD)の10・15モード燃費は、16.2km/Lなのだ。
先代から最も進歩したのが、メーターパネル周りの質感だろう。緻密な感じの2連メーターは、なかなかイイ感じ。ゴルフやC3等の欧州車勢の質感に、かなり、近づいた。
先代よりも20cm前に出されたというAピラー。Aピラーが前に出ているクルマは、意外に斜め前方の視界が悪く、ボンネットが目視で確認できないため、車両感覚を掴みにくいものだ。
だが、展示車に座って確認した限りは、新型インプレッサはボンネットも目視できるし、三角窓の視界も大いに良好。だが、相対的に後ろに下がったドアミラーが、ひょっとしたら確認しづらいかもしれない。この辺は、実際に公道を走らないと分からない部分もあるので、評価保留とします。
スペアタイヤを廃止して、先代5ドアよりも80ℓ容量を稼いだというラゲッジスペース。
だが、開口部に段差があり「掃き出し」ではないため、重いものの積み下ろしには、やや難儀しそうだ。
ここはスペアタイヤを装備し、開口部と面一になるまで床面を上げた方が、より使いやすく、かつ色々な意味で安心感があったのではないだろうか・・・と、気弱に、思う。
どことなく、BMWの1シリーズを連想させる、リヤエンド。
とはいえ、全体的に見て、この新型インプレッサは大いに魅力的である。次の私の伴侶の、最有力候補だ。試乗するのが、実に待ち遠しい。
本格的冬を迎えた、札幌地方。
スーパーにクルマをパーキングしている僅かな間にも、雪はオブシディアンブラック・パールのレガシィ2.0iに化粧を施して、ホワイト&ブラックのツートーン・カラーにしてしまう。
路面状況も、場所によっては、ソロバン状のガタガタ状態だ。
そんなおり、妻が静かに指摘した。「バンパーの下から、なにかベロが出てるわヨ」と。
おおっ、確かに、助手席側のフロントバンパー下から、ベロが・・・
これは放置しておくと、脱落してタイヤで踏んでしまったり、エンジンルームに侵入するなどして、きっと悲惨なことになるに違いない。
そこで私は、電話で工場が開いていることを確認の上、スバルのディーラーに向かった。
どうやら、ガタガタ道路の衝撃か、購入後6年近く経ったことでの経年変化により、ビスが脱落してしまった模様。昨年4月に続いての、部品脱落である。
工場入り後、約10分。ベロは、引っ込んだ。工賃は、サービスとのことで、ありがたき幸せである。
いやあ、今後もこういうマイナートラブルが、ちょこちょこ起きるのかなァ。先日12ヶ月点検に出したばかりなのに・・・