ハインツの「大人むけのパスタ イセエビのトマトクリーム」を用いて、ちょっとお洒落なおうちランチ。
「イセエビ」なんつうモノは、ここ十数年食していない高級食材で、単語としてこのブログに登場するのも、今回が初めてである。
ああ、イセエビ。どんなお味なんだろう・・・!
「オーストラリアイセエビブイヨンを使い、
完熟トマトと生クリームでまろやかに仕上げました。
蟹身を加え、コクのあるエビの旨みと
濃厚なトマトクリームの贅沢な味わいです。」
この、魅惑的なコピー。期待で、私の小さな胸は膨張する。
原材料をチェック。そして、ある事実に、愕然とした。
どうやら「イセエビの身そのもの」が入っているワケではなく、それは「ブイヨン」としてダシの役割を果たしているのみらしい。
コピーをもう一度よく読むと、具材として入っているのは実は「蟹身」であることに気付く。
この事実を知った時点で、私の胸は、やや、縮小した。
まあ、気を取り直し、喰うことに。
燃料コストと洗い物削減の観点から、同一の鍋を用い、時間差攻撃でパスタとパスタソースを調理。
ブラックペパーを適量まぶし、それは完成。
オレンジ色が鮮やかな、そのパスタソース。気分は森の洋食屋さんだ。
まろやかで、クリーミーな、このソース。
トマトの酸味と、甲殻類のコクを、生クリームが仲人となり、合体させる。
懸命な捜索の結果、「蟹身」が、一片、発掘された。
これはこれでウマかったし、それなりに贅沢感も味わえたのではあるが。
嗚呼、いつの日か。ブイヨンではない本物のイセエビを、喰ってみたい・・・