読了・『又蔵の火』

藤沢周平、1984、『又蔵の火』文春文庫
この旅二冊目も藤沢周平。空港であわてて買ったので、手近なところを選んだ。先日書いたものと同じく、短編集で、これらは、いずれも藤沢が直木賞を取った前後に描かれている。この作品に登場する主人公たちはいずれも町人で、渡世稼業(もしくは、それに近い)の生活をしている男たちである。その人物にとっては些細なこととは思えない些細なことで命を落としていくこだわりを持った人生、その一瞬のきらめきと破滅が描かれる。
藤沢の著作としては、今ひとつと思えるような作品たちであったと思う。もちろん、好きずきの問題なのだけれど。
この旅二冊目も藤沢周平。空港であわてて買ったので、手近なところを選んだ。先日書いたものと同じく、短編集で、これらは、いずれも藤沢が直木賞を取った前後に描かれている。この作品に登場する主人公たちはいずれも町人で、渡世稼業(もしくは、それに近い)の生活をしている男たちである。その人物にとっては些細なこととは思えない些細なことで命を落としていくこだわりを持った人生、その一瞬のきらめきと破滅が描かれる。
藤沢の著作としては、今ひとつと思えるような作品たちであったと思う。もちろん、好きずきの問題なのだけれど。

