South Is. Alps
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Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


豚肉とたまねぎのひしお風味焼き

豚肉とたまねぎのひしお風味焼き(ひしおを手に入れていたので。豚肉三枚肉焼肉用を塩コショウ。ごま油をフライパンにしき、豚肉とたまねぎ薄切りをいためる。仕上げに、ひしおと日本酒を混ぜたものをいれよくあわせる)
もろきゅう(もちろん、ひしお)
大根とわかめの酢の物(大根を5ミリ角ほどの拍子木に切る。大根葉も細かく切って、塩もみしておく。わかめを戻して細かく切って、三杯酢であわせる)
自家製切り干し大根の味噌汁

2006-01-09 20:21:23 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


ポビーとディンガン

『ポビーとディンガン』(2005、イギリス・オーストラリア、"Pobby and Dingan")

昨日会ったUさんから、招待券をもらったので、伏見ミリオン座に『ポビーとディンガン』を見に行ってきた。
南オーストラリアのオパール鉱山町のクーバー・ペディでの物語り。9歳のケリーアンには二人の空想上の友達ポビーとディンガンがいる。ポビーは男の子、左足が木製の義足で赤いマントを羽織り、ディンガンは女の子、背が高くおへそにオパールをつけている。二人とも恥ずかしがり屋で平和主義者。家族に兄のアシュモル、山師の父レックスとスーパーで働く母親アニーがいる。家族は、ケリーアンの妄想に辟易しているが、それでも付き合っている。食卓には空想の友達二人分の皿を置く。スーパーのオーナー夫人も二人にローリーをくれる。
そんなある日、レックスはポビーとディンガン、それにアシュモルをつれてオパール堀りに出かける。しかし、発破薬を盛りすぎて、落盤事故を起こし、帰ってくるときにポビーとディンガンを連れ帰るのを忘れてしまう。ここからレックス一家には危機がおとづれる。ケリーアンは友達二人を探すといってパニックになり、夜中に鉱山にレックスとアシュモルとともに行く。しかし、レックスはオパール盗掘の嫌疑がかけられて、訴訟され、家族は町中から差別を受ける。ケリーアンは体調を崩し入院、アニーはスーパーを首になる。
アシュモルはそれまではポビーとディンガンの存在を信じていなかったが、二人を探すポスターを作ろうと妹に提案、町中に貼りまわる。また、妹が行動の中で二人は死んだに違いないのだから死体を捜して来て、お葬式をしてやってといわれ、夜中に行動に入り、ディンガンのおへそのオパールを見つける。葬儀屋に行って、オパールと引き換えに葬式をやってくれるように依頼する。
町での巡回裁判、父親のレックスは法廷に立つ。アシュモルの友人の弁護の助けを借りて、無罪を勝ち取る。アシュモルはその席上、町の人々に葬式の案内を告げる。その日、棺も用意し、飲み物も用意した。さて、町の人は来るのか。

夢見がちな子供は、夢と現実とを区別するようになり、やがては「大人」へと成長を遂げる。その過程には何がしかの危機がおとづれる。その危機を乗り越えるための機構を社会は用意する。今日は図らずも「成人式」。果たして何人の子供が大人になってゆくことになるのだろうか。あるいは、今日の「成人式」が死と再生といったシンボリズムを担うことができ、うまく通過儀礼の役割を果たすのだろうか。
映画は、乾ききったオーストラリアの大地と田舎町の様子、粗野で荒くれた男たちとそれに巻き込まれる家族たちをよく描いている。一攫千金の夢を追う山師の町、クーバー・ペディはポビーとディンガンの物語にまことにふさわしい舞台であった。

映画:ポビーとディンガン

2006-01-09 17:21:03 | 映画/TV/DVD | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )