『ねこのばば』

畠中 恵、2004、『ねこのばば』、新潮社(新潮文庫)
佐助こと犬神の語りにだまされそうになる「産土」が面白かった。どんでん返し。ネタばらしはやめておこう。
本書の解説で岡本綺堂の『半七捕物帳』ほかの捕物帳を引き合いに出して、『しゃばけ』以来の「若だんな」と妖を主人公とする捕物帳が正統派の捕物帳であると書かれているが、その通りだと思う。読者は江戸情緒を味わいつつ、また、江戸の知識も身につけつつ、楽しむことができる。
佐助こと犬神の語りにだまされそうになる「産土」が面白かった。どんでん返し。ネタばらしはやめておこう。
本書の解説で岡本綺堂の『半七捕物帳』ほかの捕物帳を引き合いに出して、『しゃばけ』以来の「若だんな」と妖を主人公とする捕物帳が正統派の捕物帳であると書かれているが、その通りだと思う。読者は江戸情緒を味わいつつ、また、江戸の知識も身につけつつ、楽しむことができる。
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