『十の罪業<Red>』

エド・マクベイン編、2009、『十の罪業<Red>』、創元推理文庫
86分署シリーズのエド・マクベインが編んだ中編ミステリー集。
本書の編集を終えて出版を待たずに亡くなったエド・マクベインの最後の86分署シリーズとなった「憎悪」、ドナルド・ウェストレイクのジョン・ドートマンダー・シリーズものの「金は金なり」、ローレンス・ブロックの殺し屋ケラー・シリーズの「ケラーの適応能力」もおもしろいのだが、ジョン・ファリスの「ランサムの女たち」という謎の画家ランサムとモデルになった女性の謎の死や顔の傷についての謎解きの一作とシャーリン・マクラムの「復活」というアメリカの黒人奴隷解放期に題材をとった作品がおもしろかった。
86分署シリーズのエド・マクベインが編んだ中編ミステリー集。
本書の編集を終えて出版を待たずに亡くなったエド・マクベインの最後の86分署シリーズとなった「憎悪」、ドナルド・ウェストレイクのジョン・ドートマンダー・シリーズものの「金は金なり」、ローレンス・ブロックの殺し屋ケラー・シリーズの「ケラーの適応能力」もおもしろいのだが、ジョン・ファリスの「ランサムの女たち」という謎の画家ランサムとモデルになった女性の謎の死や顔の傷についての謎解きの一作とシャーリン・マクラムの「復活」というアメリカの黒人奴隷解放期に題材をとった作品がおもしろかった。
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