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『十の罪業<Red>』

エド・マクベイン編、2009、『十の罪業<Red>』、創元推理文庫

86分署シリーズのエド・マクベインが編んだ中編ミステリー集。
本書の編集を終えて出版を待たずに亡くなったエド・マクベインの最後の86分署シリーズとなった「憎悪」、ドナルド・ウェストレイクのジョン・ドートマンダー・シリーズものの「金は金なり」、ローレンス・ブロックの殺し屋ケラー・シリーズの「ケラーの適応能力」もおもしろいのだが、ジョン・ファリスの「ランサムの女たち」という謎の画家ランサムとモデルになった女性の謎の死や顔の傷についての謎解きの一作とシャーリン・マクラムの「復活」というアメリカの黒人奴隷解放期に題材をとった作品がおもしろかった。

十の罪業 RED

東京創元社

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2009-08-16 23:47:59 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


Tilmouth Well Road House のレストラン

10時過ぎに、荷物をあずけて宿を出発。アリススプリングスのストレロセンターに行くも日曜のため、11時オープンということで、モールに帰る。同僚たちを落として、車の整備(ウィンカーの球切れ)のためにヨーロッパカーを探すが、空港にしかないことがわかり、断念。そのままいくことにする。
トッド・モールのゴンドワナ・ギャラリーにいく。ここは、選び抜かれたアボリジニ絵画の作品がある。昼食はモールのバーガー屋でバーガーを食う。

13時半頃、出発して、スチュアートハイウェイを北上、タナマイロードにはいって、15時15分頃ティルマウスに到着する。快調なドライブではあったが、昨年とは違い、道ばたに交通事故にあったカンガルーがいなかったのは、なぜだろう。また、雲が多く、昨年とは大違い。非常に暑い。しかも、湿気を感じる。

17時半頃から同僚とビールを飲みはじめる。
18時すぎ、宿のレストランで夕食。シーフードバスケット&チップス+サラダをとる。ここの料理は、まあ、ロードハウスにしては、まだましというべきか。

夕食時に、鉱山会社の鉱脈探査の仕事をしているカップルが話しかけてきた。その奥さんが、日本人だった。かれらは、パースをベースにして、中央砂漠で仕事をしている。彼らは、露岩の赤鉄鉱(ヘマタイト)を探しているのだそうだ。磁鉄鉱(マグネタイト)でもよいが、鉄の含有量が大きく違うのだそうだ。
彼らの仕事は、なかなか厳しい。あらかじめ想定されている場所近くに車を止めて、日中暑いさなかをひたすら歩いて、露岩を探し、鉱石がどちらにどれぐらいのびているのかを探査するのだそうだ。いずれは、ボーリングをするらしいが、現時点では、スコップで穴を掘って、どのぐらいの深さに鉱脈が続くのかを探査していくという。
地球上に酸素がほとんどなかったとき、ストロマトライトが酸素を作り出し、地球の大気組成を大きくかえた。地球上にあった多くの物質が酸化する訳だが、オーストラリアの赤い大地や豊富な鉄鉱石の存在は、これに関わる。壮大な地球史の一端をかいま見ることができる。

2009-08-16 23:42:56 | 夕食・パーティなど | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )