South Is. Alps
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Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
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池下「そめいよしの」(江戸前寿司)

朝7時頃、成田に到着。成田エクスプレスと新幹線を乗り継いで名古屋に帰宅。11時には名古屋駅に到着していた。なかなか早かった。

荷物の整理をしたり、昼寝をしたりして過ごす。

やはり、寿司を食べたいと近くの「そめいよしの」にいく。シャルドネ系の白ワインだけをおいているのだが、ピノノワール系の赤もおいてほしいなとお店にお願い!

ここの材料は仕込みがしてあって、単に新しとかいう話ではない。その意味で、オーストラリアとニュージーランドでは、材料は新しいかもしれないが、それなりの味でしかない。新鮮な魚を材料とする料理というだけではなく、もうすこし、手間ひまをかければもっとおいしくなるのだと、今更ながらに理解する。

2009-09-05 23:54:28 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『イワシはどこへ消えたのか:魚の危機とレジーム・シフト』

本田 良一、2009、『イワシはどこへ消えたのか:魚の危機とレジーム・シフト』、中央公論社 (中公新書)

大昔、豊後水道に浮かぶ小島の漁業の歴史について修士論文で書いたことがある。そのとき考えていたことは、以下のようなことだった。巻き網船団を所有する網元の数は、時代とともに変化する。一方、漁法は大きく変化する。大規模に高機能に。この両者は密接な関係があるはずだ。
私が書けたのは、歴史的な変遷と村の人口流動で、漁獲量の変化についてうまく追いきれなかった。しかし、本書のいうレジーム・シフトが、おそらく関係があることが想像できる。漁業は装置産業であるにも関わらず、自然に依拠する狩猟と基本的に同じで、資源が無限であれば、よいが、効率的な漁法が開発されればされるほど、資源を枯渇させることは想像ができた。私の調査地では、魚群がきたりこなかったりで網元が倒産するが、人々は大阪近郊に出先の村を作り、そこで出稼ぎを続けて、魚群が帰ってきて網元が再興されると聞くと、再び故郷に戻って船に戻る。人間の方が網元の数と漁師の数を増減させるシステムを作っているというストーリーにした訳だ。

レジーム・シフトについては、東北大学名誉教授の川崎健さんが作り上げた理論で、国際的な評価をえていて、日常の食卓に上る魚種の変化が、地球環境の変化に直結するという、大変魅力的な理論である。本書は、ジャーナリストの著者が、川崎さんらにインタビューをして書き上げた。おくれて川崎さんの著書『イワシと気候変動』(岩波新書)が出版されるので、ご本人よりも先にでてしまった。ちょっと、複雑な裏がありそうだが、ま、それはともかくも、そちらの方も入手済みで、近いうちに読むことにしよう。

イワシはどこへ消えたのか―魚の危機とレジーム・シフト (中公新書)
本田 良一
中央公論新社

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イワシと気候変動―漁業の未来を考える (岩波新書)
川崎 健
岩波書店

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2009-09-05 03:39:47 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )