六ヶ所村郷土館・八戸市立縄文学習館(是川遺跡)・三内丸山遺跡を7月19-20日と回ってきたので、簡単に紹介しておきたい。
六ヶ所村郷土館
郷土館は「むつ小川原」開発計画に伴い村内の発掘が行われ、その結果数多くの縄文遺跡が発見された。本館はその成果を集めて設置されたもので、縄文期における縄文人の暮らしをジオラマで再現しているほか、村内の自然や郷土の歴史民俗を展示している。私がこちらに寄せていただいたのは尾関清子氏のコレクション(土器の圧痕に残された編み物・織物の復元)を拝見するためであった。
八戸市縄文学習館(是川遺跡)
八戸市内を流れる新井田川の河口から4-5キロさかのぼった広がった谷にある、是川遺跡と風張遺跡に出土した縄文遺物を集めた資料館である。周辺の遺跡では明治の頃から遺物が収集されていたそうで、本館所蔵のコレクションは、こうしたものがたくさん含まれているとのことである。出土した遺物は土器だけではなく木製品や漆製品も含まれていて、縄文の人々の豊かな暮らしぶりを彷彿とさせる。
学芸員の方には、周辺で栽培されている漆の木やシナノキ、カラムシなど縄文期でも利用されていた草木についてもご案内いただき、これも非常に新鮮であった。
特別史跡三内丸山遺跡
道路標識に従っていくと縄文の丘・縄文時遊館にたどり着く。しかし、もう少し先にも別の入り口があることに後で気がついた。縄文時遊館は遺跡のゲートウェイのような位置にたてられているようであるが、えらく物々しい。しかし、中身は結構薄っぺらである。県の産業振興というのもこの館の設置目的でもあるらしい。ここで手渡されるパンフレットによると県の土木局の所轄になるようで、一方、遺跡内の「資料館」は教育委員会の所轄であるようである(別の入り口というのは、こちらの方である)。「資料館」の方はプレハブの建物で、現在も進行中の発掘の現場事務所としての機能も果たしているようである。まあ、縦割り行政を象徴するような仕掛けではある。
遺跡内では復元家屋や掘っ立て柱の櫓がたてられているほか、ドーム状の覆屋で管理された遺跡の様子を見る事ができる。また、資料館は小さいながらもたくさんの資料を並べ縄文人の生活を思い起こす事ができる仕掛けである。
所用で青森に来ている。朝の便で青森に到着後、レンタカーで六ヶ所村。仕事をおえて、八戸に来た。同僚の勧めで六日町交差点かどの番屋という縄のれん(古めかしいみせで、外の道を大型の車両が通ると、地震のように揺れる)。焼きがね(うに)、秋刀魚およびかつおの刺身そのほかを食べる。いずれもおいしい(冷蔵庫で冷えた感じではなく・・・)。安い。老夫婦(といったらしかられるか)が切り回している店。お勧め。
岐阜県美術館にニューヨーク・バーク・コレクション展を見に行った。ニューヨークのお金持ちのバーク夫妻の日本美術コレクションで、縄文土器から明治初期の日本画まで、主要なところは押さえられている。アメリカの日本趣味(しかも、ボストン美術館などのほかの日本コレクションを外した)が知れて興味深かった。
全コレクションではなく、選択が入っているので、監修者の意図が入っているにせよ、桃山から江戸にかけての屏風のコレクションは、数も多くよかったと思う。なかでも、作者不明の麦畑の屏風は、モチーフも然り乍ら、遠近法ではないが不思議な遠近感覚が表されていて、おおいに興趣がわく。元は、金銀が使われもっときらびやかであったろうが、今はそれがなくなり渋い緑灰色のような色彩に白っぽい麦の穂がたくさん浮かび上がって見える。
巡回展であるし、岐阜でも作品が入れ替わるらしいので、何回か行って見てもよろしかろう。
ちょうど、監修者の辻惟雄氏の講演があったので、今回の展覧会のいきさつが聞けたのだが、監修者の割には、突っ込みが弱くて、いささか拍子抜けであった。例えば、赤っぽい弥生土器が展示されているのだが、これが彩色であるのかそれとも顔料を練り込んだ土を用いたのか、「どっちなんでしょうね」とのたもうた。やはりこれは、自分なりの仮説を披瀝してどっちかをはっきりいうのが監修者らしいというものだ。ほかの作品についても曖昧な説明が多く、残念であった。また、新幹線に乗り遅れられたとかで、講演は一時間以上も遅れて開始となり(おかげで、聞く事ができたようなものだが)、それも、ま、ご愛嬌ではあろうが・・・。いうまい。
久しぶりの浅野屋。
トマトサラダ、くるみとチーズのサラダ、ローストンカツ、牛肉たたき。自宅で通信販売でマンネリ化していたワインに活を入れるTrincheroのBarbera D'Asti。
ピエンノロトマト(Pomodorini a Piennolo)とファエラのパッケリ(Faella Paccheri)をいただいたので、それらを使った。添付の文書によると、底の浅いフライパンにExバージンオリーブオイルにつぶしたガーリックを入れて弱火で加熱。香りが出たところでピエンノロトマトを入れて強火にし、蓋を入れて数分。湯気が噴き出したところで弱火にして5分。トマトの中身がでたのを確認して塩を入れて味を調え火を止める。アルデンテのパスタを入れてよくあえる。
レシピをはずれたのは、白胡椒をソースに入れたこと、カッペリーニチーズをふりかけたこと。
パッケリはなかなかの歯ごたえのしっかりした筒状のパスタ。ピエンノロトマトの味は酸味があって、なかなかであった。
大阪で集まりがあって、二回目のJR茨木駅前・麻鶴(Azu)。13人が集った。うち一人が中一の息子と待ち合わせていて、われわれに合流したのだが、この息子は呑み助の世迷いごとにも、けなげにも付き合ってくれた。
ハマチの塩焼き(切り身の皮に包丁を入れ、塩をふりかけ、グリルで焼く。食するときに、軽く濃口醤油など)
間引き菜のおしたし
がんもどきの煮物(昆布とカツオでダシをとる。日本酒と薄口醤油で味を調える。落としぶたをして煮含める)
ゆで豚(豚ロースブロックを水から白ネギ、生姜、ニンニクとともに茹でる。茹で上がったところで、豚ブロックを引き上げ、皿にのせ蓋をして、余熱で心まで火をとおす。ゆで汁の一部を黒酢、中国醤油、砂糖で味を調え、煮込んでたれにする。食事の直前に好みの厚みにスライスし、黒酢をかけて食する)
モロヘイヤのスープ(モロヘイヤを先ほどのスープとともにフードプロセッサーにかけて、粉みじんにする。ゆで豚ゆで汁にこれをあけ、火をとおす。生のままだと青臭さが強い。ナンプラーと塩で味を調える。仕上げに全卵をおとし、白身を固め黄身がまだとろみのあるところで供する)
空心菜の蝦醤いため(生姜、赤唐辛子、蝦醤とともに空心菜をさっと炒める)
ハモ蕎麦(ゆであげた蕎麦をよく洗って冷水で磨き、器に入れたあと、山芋、オクラ、納豆、山菜ミックス、貝割れをのせる。冷えたダシ醤油<好みの味で>をかける。ハモの湯引きを一番上にのせる。ワサビを溶いて加える)
じゅんさい(ざるに取り、器に入れて薄めたダシ醤油を少々。ワサビを加える)
ちょっと夏らしく、というつもり。
ラムチョップのソテー(ラムチョップを塩胡椒、ミックスハーブをかけ、しばらくおく。焼く直前に生パン粉をまぶす。フライパンにオリーブオイルを敷き、ニンニクをつぶしたものを入れる。香りが出たところで、ラムチョップを焼く、焦げ目が付いたところでかえす。クレソンとともに供する)
フレッシュトマトとベーコンのパスタ(キュルノンチュエの「ポアトリーヌ・フュメ」が残っていたので、オリーブオイル、赤唐辛子とともに弱火で炒める。香りが出たところで、皮を剥き種を取ったトマトを細かく刻んだものを入れて火をとおす。茹で上がったアルデンテのリンギーネをフライパンに空けてよくあえる)
しばらく外食が続いていたので、和食。
厚揚げとインゲンの煮物(ダシ昆布とカツオでダシをとり、日本酒、薄口醤油で味を調える。湯通しをした厚揚げを好みのサイズに切り、煮る。インゲンは別に塩ゆでし、いったんざるに空けてから、ダシに入れて一煮立ちさせ、皿に盛る)
豆苗の胡麻よごし
サバの西京漬け
らっきょう(昨年もいただいたのだが、今年は、大きな瓶でいただいた)
栄・China Hiro(栄サンシャイン)には二回目。前回は昼食。
こんなに暇そうでいいのかな。美味しい店ですいているというのはありがたいのだが。ともあれ、今夜食べたのは。
冷製カッペリーニとフルーツトマト、冷製ビーフンとからすみ、甘エビの老酒漬け、甘鯛の鱗焼スープ、無菌豚のピリ辛ソース、麻婆豆腐、小蛤の塩炒め、豆乳担々麺、チャーシュー丼、ジェラートの塩とオリーブソースかけ。たくさん食べているが、いずれも、小振りの盛りなので・・・。
この店がすいていると言っても、昼間や日曜の夜なので、平日の夜はどうなのかを知ってから言うべきかもしれないが、ビルのイメージとこのフロアとのミスマッチがあるような気がする。すいていて問題ないが(わたしとしては)、撤退されては元も子もないので・・・。
このビルはそのうちゲーセンになっているような気がする。
オーストラリアから来ている、友人(オーストラリアのママと呼んでいる)が近くのホテルに泊まっているので、伏見・「美食diner HONAつくね家」で晩ご飯を食べてきた。彼女は、明朝帰国する。
店のマネージャーの方のお薦めで、塩つくねからいろいろ食べた。ここの売りは「生つくね」とかで、最初は生は食べられないと思ったが、そうではなく、通常のつくねは茹でてから焼くのだそうで、生のまま焼はじめるから美味しいと聞いた。その通り美味しかった。
ここの店のデザインはハワイアン・コロニアルだそうで、ハワイアンがBGMに使われている。つくねにハワイアンというのは、よくわからないが、落ち着いたかんじでなかなかよかった。
美食diner HONAつくね家:http://www.ganet.jp/shop_frame.asp?shop_id=001448