現在自宅で使用している気温計は20年位前に、私が当時最先端の部品を購入して作ったものです。しかし、気温が30度以上になるとセンサーに電流を流す構造による自己発熱によって不安定になります。今回、やはり最先端の部品を使って新しく作り直すことにしました。部品は先日秋葉原に行ったときに購入済みです。まずは、気温計を収めるケースの加工から始めました。
LEDパネルをはめる窓を開ける ヤスリで窓を綺麗に研磨
電子気温計の部品をケースに収めることができるように、最初LEDパネルをはめることが出来るように、ケース前面に窓を開ける加工をしました。ハンドニプラーで大まかに穴を開けて、続いてパネルが正確にはまるようにバリを取るなどヤスリがけをしました。綺麗に窓を開けることができて、LEDパネルをパチンとはめることができました。ついでにLEDパネルの隣に温度センサーの開口穴を開けておきました。
収納ケース前面に、LEDパネルをはめ込む
収納ケースの前面を加工し終わると、今度は後面の加工をしました。後面は100Vの電源コードとヒューズを取り付ける穴を開けました。前面も後面もアルミ板のため簡単に加工できます。最初、電気ドリルで穴を開け、その穴径をリーマを使って広げ、続いてヤスリでバリを取りました。
リーマを使って穴径を広げる 穴を開けた後、ヒューズ類の取り付け
次に収納ケース底板に、トランスやラグ板を取り付け穴を開けました。使うネジの直径に合わせて4.5mmのドリルを使って穴を開けました。底板は鉄板で出来ているため、アルミのようには簡単に穴が開きません。しかし回転するドリルをぐっと押し付け続けていると、粉にような削りカスが出てきてそのうちポンと穴が開きました。
ケース底板にドリルで穴を開ける ケース底板にラグ板を取り付け
このようにして、電子気温計の電子部品を取り付ける収納ケースを加工しました。すべての加工が終了すると、LEDパネルやトランスなどの部品を取り付けました。今日は時間がないので、作業はこれまでとしました。明日以降の空いた時間に部品間の配線をしようと思います。20年ほど前に作った電子気温計は、ADコンバータ,LED表示装置,センサーなどをいろいろ組み合わせて作りました。しかも製作後に複雑な調整が必要です。しかし、今回はセンサーとLEDパネルだけで電子気温計が作れます。しかも、ほとんど無調整で済みます。電子機器も進歩したものです。
配列した電子部品,トランス,ラグ板など、あとは配線のみ