東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

楽しかった泥んこ運動会

2011年06月13日 | 田舎暮らし



 今年も泥んこ運動会(5回目)が開催されました。一週間ほど前、この運動会のための草刈りを丁寧にしたので、子供たちは畦周りを素足ですいすい歩いていました。田んぼ内も綺麗に耕運されていたので、ぬかるんではいても走りやすそうでした。最初の競技は泥んこドッジボールでした。地面上では白線を引けますが、田んぼでは引けません。テープを張って白線の代用にしていました。

        張りめぐらせたテープの内側で泥んこドッジボール


 子供の年齢差が大きかったので、ドッジボールを知らない小さな子供もいたようです。しかし、競技しているうちにだんだん分かってきたようでした。どの子供も最初は丁寧にボールを投げていましたが、だんだん熱をおびて白熱した対戦になりました。転んで体中が泥んこになってもへっちゃらです。

  対戦前に子供たちで役割を決める       元気に泥んこドッジボール
 

 ドッジボールも後半になると、体中が泥だらけになる子供ばかりになりました。泥が目に入ってしまった子供は、お母さん方から綺麗な水を顔にかけてもらいながら洗っていました。洗い終わると、再び元気に泥んこドッジボールに参加していました。

        泥んこになった顔、すぐに綺麗な水をかけてもらい洗う


 泥んこドッジボールが終わると、今度は棒引きです。棒は竹筒でできているため田んぼの水面にに浮かびます。競技中は二つのチームが田んぼの真ん中に浮いた棒を取り合います。子供たちは三つのチームに分かれていたため3回戦で競技しました。棒は四つあります。たくさん棒を取ったチームが勝ちです。

    左右に分かれたチームが、真ん中に置かれた四つの棒を取り合う


 この競技は作戦が重要のようです、事前に大学生のお兄さんから作戦を教えてもらったチームは、四つすべての棒を取っていました。低学年の子供たちにはちょっとハードな競技ではなかったでしょうか。しかし、泥んこになっても一生懸命に棒を引っ張っている小さな子供の姿はとても微笑ましいものです。

  競技前、棒を田んぼ中心に置く      ぷかぷか浮く棒に戸惑い気味
 

 泥んこ運動会会場の田んぼを管理しているのは東京薬科大学環境グループASIATOの学生たちですが、泥んこ運動会の競技種目を考えたり、子供たちを見守ったり、指導しているのは帝京大学の保育関連サークルとのことです。子供好きな大学生なのでしょう、子供たちへの声かけや扱いにはとても慣れているようでした。

   帝京大学受付(参加費200円)      受付前、子供たちのサンダル
 

 棒引きが終わると次は最後の競技です。広い田んぼをぐるぐる回るチーム対抗のリレーです。大きい子や小さい子が交じり合ってのかけっこです。大人でもぬかるむ田んぼ内を走るのは大変です。子供たちは転びながらも元気に走っていました。

            転びながらも元気に走っている子供たち


 このリレーは高学年の子供たちに有利なようです。足が短い小さい子は、走っているとぬかるみに足を取られて何度も転んでいました。しかし、それでも、何度も起き上がって走る姿はとてもすがすがしいものです。

 1チーム二人、計6人がいっせいに走る       最後に順位の発表
 

 チーム対抗泥んこリレーが終わると子供たちの競技は一通り終わりです。こんどは大学生や大人の泥んこです。一昨年去年は一部しか泥んこ競技をみることが出来ませんでしたが、今年はひととおり見ることができました。競技が終わった子供たちは、体中についた泥を小川で洗い流したりしていました。その後、用意されたお菓子を食べて休んだようです。

        泥んこ競技が終わって体を洗いに行く元気な子供たち

コメント
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