先週の快晴時に小豆の種をまいておきました。去年は種まき時期(7月下旬)が猛暑と重なったため、発芽率がよくありませんでした。このため、晩秋に収穫しましたが収量は多くありませんでした。去年の反省の元、今年は猛暑前の梅雨の時期に種をまいてみることにしました。先日小豆用として草刈りした場所を耕運して種をまきました。
小豆の種をまくため、小型の耕運機で念入りに耕す
今回種をまいた小豆は。この小豆は、奥多摩の古老からいただいた在来の黒斑小豆です。一昨年と去年を通じて特別に種を増やすために栽培して得た種です。今年ようや大々的に種まきできました。普通の小豆はいわゆる小豆色(赤)ですが、この小豆は黒色で白い斑模様が付いています。
30cm間隔に印が付いた紐を張る 奥多摩在来の黒斑小豆
古い文献を読むと、この小豆はお米や麦の増量のために栽培されていたようです。お米が栽培できなかった山間地域で穀物の代わりに食べられていました。急な山の斜面で栽培されていたようです。冬は大麦を栽培し、夏はこの小豆のほかにヒエ,キビ,もろこし、シコクビエなどが栽培されていました。私の知っている限り、今このような雑穀を栽培する人は奥多摩には一軒しか残っていません。
等間隔で小豆の種を数粒ずつまく
耕運機で耕し終わると紐を張りました。この紐には30cm間隔でマーキングしてあります。このマーキングをもとに60cm等等間隔で小豆の種を数粒ずつまきました。今の時期は梅雨で毎日のように雨が降ります。また一方で猛暑が到来する季節でもあります。一年で一番種まき時期に苦労する時期です。無事に発芽してくれること祈りながら種まきしました。一週間後には発芽すると思いますが、発芽しないようであれば再度種まきしようと思っています。
種まき後、レーキを使って種の上に丁寧に土を被せる