東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古いSONY製トランジスタラジオ TR-724の修理(2/6)

2011年10月02日 | 古ラジオ修理工房

 このSONY製トランジスタラジオ TR-724の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/6) 修理(2/6)  修理(3/6) 修理(4/6) 修理(5/6)
    修理(6/6)



 故障した二台のSONY製トランジスタラジオTR-724、一台を修理する対象のラジオ、もう一台を部品取り用のラジオとしました。まずは、それぞれのラジオの故障内容を詳細に調査しました。最初に修理するラジオの方を調査しました。

         革も、アンテナも揃っているSONY製ラジオTR-724(修理用)


 ざっと見た感じでは傷みなどは散見されません。表を見ても裏を見ても比較的傷がありません。ただ、表にあるはずのSONYのエンブレムが外れて無くなっています。それ以外に凹みなどもないので、落下による損傷はないようです。

     ラジオの表側、エンブレム無し          ラジオの裏側、傷み無し
 

 続いてラジオの側面を見てみました。ここも大きな傷はありません。ボリュームなどのつまみ類も長年の使用感がある位です。この程度の汚れは、磨けば綺麗になります。

      電池BOX裏の銘板            各種つまみ類、長年の使用感あり
 

 概観を観察した後、内部の基板を観察しました。使われている電子部品は前回調査したとおりです。ここで、電池をつないでみました。どの程度受信するのかしないのか?など調査しました。すると、受信するのですが、ボリュームのガリがとてもひどい状態でした。ボリュームをちょっと触るだけで音が出なかったり無音になったりします。なお、このページに添付の動画は一番良い状態の時です。この良い状態でボリュームに触ると、たちどころに音が消えたり良くてガリガリ言います。

       他ラジオ(下)との比較、バーアンテナが大きく受信感度は良さそう


 このラジオの一番の故障はボリュームのガリと分かりました。部品取り用ラジオからボリュームを外して、このラジオのボリュームと取り替える必要があるようです。その他、気が付いた点は、外部アンテナにつながるコードが切れていたことです。また、それほど大きな問題ではありませんが、ラジオの裏蓋を固定するネジ穴が大きくなっていたことでした。

     切れたアンテナ線、接続要         削れて径が広がったネジ穴
 

コメント
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