東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小学生稲刈りのための田んぼ調査

2011年10月13日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 別所小学校5年生の田んぼ体験、去年まではユギ・ファームの田んぼで田植え草取り稲刈りをしていました。しかし、いろいろな理由で今年からはできなくなりました。代わって、今年はやむなく東京薬科大学の田んぼを借りて体験をしています。田植え草取りは済み、今度は稲刈りです。私と東京薬科大学の学生がその支援をしています。

   小学生が田植えした田んぼ         隣の東京薬科大学の田んぼ
 

 稲刈り日は東京薬科大学生の稲刈り後としました。その理由は、学生たちの稲刈り跡の田んぼを、小学生たちに脱穀などを体験させるスペースとしてを確保するためです。大学生と連絡を取り合って稲刈りの日付を決めました。その結果、10月末に大学生たちか稲刈りし、11月2日に小学生が稲刈りします。

            NPO里山農業クラブの田んぼは稲刈り真っ最中


 大学生たちと連絡を取り合ったり、小学校側の行事都合を聞いたり,私の勤務をすり合わせるなどして、ようやく小学生の稲刈りが11月2日に決まりました。決定後「小学生が乗るバスを手配しました。」との連絡が小学校から入りました。もうあとには引けません。いろいろな団体と連絡を密にするのは、なかなか大変ですし、実行するのはさらに大変です。これから少しずつ稲刈りの準備に入りたいと思います。

     すでに稲刈りが済んだ田んぼ        一番奥の田んぼも稲刈り完了
 

 この付近の田んぼは、ほとんどがNPO里山農業クラブが管理しています。しかし、高齢化のためか一部の田んぼは里芋畑などに使われています。田んぼは一年を通じてたゆまない管理が必要です。今年のように台風がきて稲が倒れたり、逆に日照りになったりと、田んぼは苦労の連続です。「明日でいいや。」とか「来週対処しよう。」では稲作はできません。

          他の田んぼではだいぶ稲刈りが進み、脱穀ももう間近


 田んぼは、稲が十分実って穂が重く垂れています。垂れた稲穂を見ると、籾はどれもよく熟しています。ところで、今年はどういうわけか、スズメなどの害鳥が少ないので助かっています。毎年スズメの被害に苦労していますが、逆にスズメ達に何かあったのかと心配になります。

       重く垂れた稲穂               どの籾も熟して、稲刈り待ち
 

 小学生が稲刈りする田んぼは、前回の田んぼ調査でもはっきりしたとおり雑草がだいぶ生えています。参加するお母さん方や子供達に、雑草と稲の区別をしっかりと教えておく必要があります。雑草が多いからかも知れませんが、イナゴやクモなどの小動物が多くいます。子供たちには自然観察のよい機会だと思います。

          雑草が多くて稲刈りに苦労しそうな、子供たちが田植えした田んぼ

コメント
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