東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古いNEC製トランジスタラジオNT-880Mの修理(4/4)

2011年06月15日 | 古ラジオ修理工房

このトランジスタラジオNT-880Mの修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/4)  修理(2/4)  修理(3/4)  修理(4/4)



 先日NECのトランジスタラジオ本体を修理して放送を受信するようになりました。しかし、このラジオを収める革がだいぶ傷んでいました。せっかくラジオ本体を修理したにも関わらず、革が傷んでいるため、ラジオを聴いていてもなんとなく惨めな感じがします。いかにも壊れている悲惨なラジオにようにも見えます。今回、革もなんとか修理できないかトライしてみました。

             ラジオを収納する革の、切れて傷んだ部分の一つ


 革細工はまったくの素人なので、どう直してよいかまったく分かりません。そもそも革自体が経年の痛みで修理は無理かとも思えます。最初に針と糸で縫ってみようと思いました。しかし、革とはいいながら良く見ると厚い部分は厚紙でできているようです。さらに、かつて縫われていた箇所はぼろぼろです。針を通して糸を通しましたが、糸がかからずちぎれてしまいました。

        切れた箇所を縫う試み      針を通すも、ぼろぼろで糸がかからず
 

 仕方がないので接着剤を使ってつなげてみることにしました。薄い革を一枚用意します。その革に接着剤を塗って、切れた革と革を覆うように押し付けてみました。今のところこの方法でしか、私には革と革をつなげる方法が思いつきません。

    新たな薄い革に接着剤              新たな皮を、切れた箇所に覆う
 

 なるべく強く接着するように平らな金具を二枚用意して、その金具の間に接着する革をはさみました。そして、強いクリップでその金具を裏と表からはさみました。この状態で数時間すれで革と革が接着されるはずです。 

            二枚の金具の間に接着する革と革を挟んで、クリップで押さえる


 切れた箇所は二箇所です。一箇所は接着剤を使うしかありませんでしたが、もう一箇所は糸を使ってかろうじて縫うことができました。しかし、ここも革がぼろぼろで見栄え良くつなぐことができませんでした。電子回路素子やプラスチックなどは、4~50年経っても保蔵方法がよければ経年変化がそれほどありません。しかし、革が傷むのは避けられない宿命のようです。エジプトなどの古代遺跡でも、金属,木,骨,樹脂などは遺物として残っていますが、布,革などが残っていることをあまり聞いたことがありません。

     傷んで切れてしまった革の端        糸で縫うも、見栄えはとても悪い
 

 革は経年変化が免れないようです。湿気や気温などで、どうしても傷みは進行するようです。かと言って私には革細工修復の技術はないので、応急処置程度しかできません。革の修理はこの程度でよしとしました。

      修理したトランジスタラジオNT-880M(革の見栄えまでは修復できず)

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田んぼや畑まわりの草刈り

2011年06月14日 | 草刈り,整地

 昨日の泥んこ運動会の合間に時間があったため、田んぼ,小屋前,畑の周辺を草刈りしました。すでに草刈りが何割か済んでいる所もありましたので、その残りを刈り取りました。やはり一番大変なのは斜面の土手です。急斜面のため体を斜面側に寄せるようにしながら刈り取りしなければなりません。去年までは、田植えやその準備作業と平行して草刈りもしなければならずその時間確保に苦労しました。

                手前の田んぼと、向こう側斜面の残った下部を草刈り


 この南斜面は日当たりが良いので雑草がとても伸びます。この十年の経験から最低でも年に3回は刈り取る必要があります。最初は5月に、次に6月7月に、最後に10月11月に刈り取る必要があります。10月か11月に刈り終わると、以後雑草は寒さのために伸びてくることはありません。次年の5月までは草刈りする必要はありません。11月から4月は草刈り休養月です。

      斜面の刈り残った部分を刈り取る         小屋前の坂道も草刈り
 

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楽しかった泥んこ運動会

2011年06月13日 | 田舎暮らし



 今年も泥んこ運動会(5回目)が開催されました。一週間ほど前、この運動会のための草刈りを丁寧にしたので、子供たちは畦周りを素足ですいすい歩いていました。田んぼ内も綺麗に耕運されていたので、ぬかるんではいても走りやすそうでした。最初の競技は泥んこドッジボールでした。地面上では白線を引けますが、田んぼでは引けません。テープを張って白線の代用にしていました。

        張りめぐらせたテープの内側で泥んこドッジボール


 子供の年齢差が大きかったので、ドッジボールを知らない小さな子供もいたようです。しかし、競技しているうちにだんだん分かってきたようでした。どの子供も最初は丁寧にボールを投げていましたが、だんだん熱をおびて白熱した対戦になりました。転んで体中が泥んこになってもへっちゃらです。

  対戦前に子供たちで役割を決める       元気に泥んこドッジボール
 

 ドッジボールも後半になると、体中が泥だらけになる子供ばかりになりました。泥が目に入ってしまった子供は、お母さん方から綺麗な水を顔にかけてもらいながら洗っていました。洗い終わると、再び元気に泥んこドッジボールに参加していました。

        泥んこになった顔、すぐに綺麗な水をかけてもらい洗う


 泥んこドッジボールが終わると、今度は棒引きです。棒は竹筒でできているため田んぼの水面にに浮かびます。競技中は二つのチームが田んぼの真ん中に浮いた棒を取り合います。子供たちは三つのチームに分かれていたため3回戦で競技しました。棒は四つあります。たくさん棒を取ったチームが勝ちです。

    左右に分かれたチームが、真ん中に置かれた四つの棒を取り合う


 この競技は作戦が重要のようです、事前に大学生のお兄さんから作戦を教えてもらったチームは、四つすべての棒を取っていました。低学年の子供たちにはちょっとハードな競技ではなかったでしょうか。しかし、泥んこになっても一生懸命に棒を引っ張っている小さな子供の姿はとても微笑ましいものです。

  競技前、棒を田んぼ中心に置く      ぷかぷか浮く棒に戸惑い気味
 

 泥んこ運動会会場の田んぼを管理しているのは東京薬科大学環境グループASIATOの学生たちですが、泥んこ運動会の競技種目を考えたり、子供たちを見守ったり、指導しているのは帝京大学の保育関連サークルとのことです。子供好きな大学生なのでしょう、子供たちへの声かけや扱いにはとても慣れているようでした。

   帝京大学受付(参加費200円)      受付前、子供たちのサンダル
 

 棒引きが終わると次は最後の競技です。広い田んぼをぐるぐる回るチーム対抗のリレーです。大きい子や小さい子が交じり合ってのかけっこです。大人でもぬかるむ田んぼ内を走るのは大変です。子供たちは転びながらも元気に走っていました。

            転びながらも元気に走っている子供たち


 このリレーは高学年の子供たちに有利なようです。足が短い小さい子は、走っているとぬかるみに足を取られて何度も転んでいました。しかし、それでも、何度も起き上がって走る姿はとてもすがすがしいものです。

 1チーム二人、計6人がいっせいに走る       最後に順位の発表
 

 チーム対抗泥んこリレーが終わると子供たちの競技は一通り終わりです。こんどは大学生や大人の泥んこです。一昨年去年は一部しか泥んこ競技をみることが出来ませんでしたが、今年はひととおり見ることができました。競技が終わった子供たちは、体中についた泥を小川で洗い流したりしていました。その後、用意されたお菓子を食べて休んだようです。

        泥んこ競技が終わって体を洗いに行く元気な子供たち

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秋葉原で電子部品の購入

2011年06月12日 | 古ラジオ修理工房

 2ヶ月前ぶりに秋葉原に行きました。どうしても欲しい電子部品があったためです。それは、マイナス電圧の3端子定電圧レギュレータICです。電子気温計を作っているのですが、使用している温度センサーICがマイナスの気温を測定するにはマイナスの電源を必要とするためです。

              秋葉原駅ガード下、東側の電子部品類販売店の数々


 秋葉原駅前は、新しく駅が改築されてから分かりにくくなりました。小物を叩き売りしていた広場があった頃をとても懐かしく思います。私がよく行く部品店はこれまで次の6箇所でした。万世橋ガード下、秋葉原駅ガード下、ラジオ会館、ラジオデパート、稲荷神社前通り、鉄道博物館前ガード下でした。

   萌え喫茶もある稲荷神社前通り       パソコン店が増えた万世橋ガード下 

 しかし、ラジオ会館はフィギア店ばかりになり電子部品店は壊滅。そして、鉄道博物館が無くなってから鉄道博物館前ガード下の電子部品店も無くなりました。今の秋葉原はすっかり、パソコン,フィギア,そして萌えの街になってしまったようです。

                秋葉原駅ガード下、一番北側の店の数々


 今回購入した部品はそう多くありません。右上から時計周りに、予備とする温度センサーIC,+9V3端子定電圧IC,-5V3端子定電圧IC,そして9V006P電池用のソケットです。これらの金額をあわせても交通費の方が高いくらいです。日にちの余裕があれば通信販売で購入した方が安くすみます。

       温度センサーIC,+9V定電圧IC,-5V定電圧IC,9V電池用ソケット

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電子気温計の製作(2/3)

2011年06月11日 | パソコン,電子機器



 先日はLEDパネルを筐体に取り付けたり、電源トランスやラグ板を取り付けました。今回は、気温を大まかに測れる程度の製作をしました。最初は、LEDパネルに5V定電圧電源を供給しました。まずは、100Vの交流電源をヒューズを通してトランスにつなげ、次に出力側にシリコンダイオードをつないで整流しました。

     トランスに100Vを繋げる加工       5V低電圧をLEDパネルに供給
 

 LEDパネルに供給する電源は5V定電圧なのですが、トランスの出力側は交流6.3Vで電圧の安定性に不安がありました。このため、両波整流用シリコンダイオードを使って整流した上で大きめの容量のコンデンサで平滑しました。そして、さらにドロップ電圧が低い3端子5V定電圧ICを使いました。

              5V定電圧を供給したLEDパネル、計測電圧は0


 LEDパネルが動作することを確認すると、今度は温度センサーICの出力をLEDパネルに接続する加工をしました。この温度センサーICには、+5Vの定電圧を供給します。温度センサーICはあまり電力を消費しないので、片波整流を平滑した電源を+5Vの定電圧ICに供給します。

                 温度センサーICをラグ板に仮取り付け


 +5Vの定電圧を温度センサーに供給して、温度センサーICの出力をLEDパネルに繋ぎました。そして、LEDパネルの可変抵抗を回すと温度らしきものを表示するようになりました。温度センサーICをに指を近づけると体温でLEDパネルの数値がどんどん上昇しました。しかし、表示がとても不安定でチラチラと表示が変わります。どこか不安定なところがあると思います。今回は時間がないのでこの段階で工作を止め、次回は表示が安定するように調整しようと思います。

                  温度を表示するも、チラチラと表示が動き不安定

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ルバーブの採種

2011年06月10日 | 野菜:葉菜

 1ヶ月ほど前にルバーブが開花しました。その後、どんな種ができるのだろうかと花を切り取らないで見守っていました。今回、種らしきものが出来たので採種することにしました。タンポポのように一斉に種になるのではなく、バラバラな時間差で種ができるようです。このため、採種のタイミングがとても分かりにくい野菜です。

          バラバラな時間差で種ができたルバーブ、葉はだいぶ大きくなる


 一粒一粒の種を観察すると、成熟に時間差があります。種の形も変わっています。風に飛ばされやすいようにでしょうか、一つ一つの種に羽のようなものが薄く付いています。羽の中心部分に黒い種が実っていました。

          成熟度がバラバラのルバーブの種、成熟すると色が黒く


 種は手でさわるとパラパラと落ちます。地表には落ちた種がたくさんありました。不思議なのは成熟度に関係なく種が落ちることです。手で軽く揉むだけで簡単に落下します。さらに不思議なのは、成熟した種がとても少ないことです。自家受粉できにくい野菜なのかも知れません。

     薄い羽が付いた種               成熟度に関係なく落下する種
 

 種が成熟しているかどうかは、指で強く摘むと硬いので分かります。来年の種まきに使えそうな成熟した種は種全体の一割もありません。スズメなどの鳥が食べているのでしょうか。来年の種まきに使えそうな種を選んで持って帰りました。

              来年の種まきに使えそうな、実が硬い成熟した種

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古いgeneral製真空管ラジオ6S-16の修理(4)

2011年06月09日 | 古ラジオ修理工房



 前回はこの真空管ラジオのチューニング表示関連などの照明を直しました。今回はチューニング指針が動かない故障を治そうと思います。現在、ダイヤルを回してもまったくチューニング指針が左右に動きませんでした。その理由は、ダイヤルを回すと一緒に動くチューニング糸が動かなかったためです。

              チューニング表示関連などの照明を直したラジオ


 今あるチューニング糸は伸びきっていているため再使用できません。ハサミで切って取り除きました。次に、先日秋葉原で購入した新しい糸と交換します。黄色の新しい糸は張りがあります。

     伸びきった古いチューニング糸             新しい糸に交換中
 

 しかし、新しい糸に交換中に困ったことがおきました。新しい糸は短くて足りないことが分かりました。仕方がないので、古い糸を少し継ぎ足して使用することにしました。ケチらないで長い糸を買っておけば良かったです。後悔先に立たずでした。

   新しい糸に古い糸を継ぎ足す           バリコンのプーリーに糸を張る
 

 継ぎ足したチューニング糸でチューニング指針が動くか試しましたが、特に問題はありませんでした。チューニングダイヤルを回すと、左右にチューニング指針がスライドします。これで、チューニング指針が動かない故障は直りました。

           ダイヤルを回すと、比例してチューニング糸が動作


 次に、チューニング糸を張り替えたたラジオシャーシを筐体に収めました。そして、電源を入れてちゃんとラジオ放送を受信するかどうか試しました。すると、チューニングダイヤルを回すとチューニング指針が左右にスライドし次々に放送を受信しました。暗くて見えないマジックアイを目をこらして見ると、暗いながらもちゃんと動作しています。

     左右に動くチューニング指針        暗いながら動作するマジックアイ
 

 受信範囲を調べると、低い周波数ではNHK第一放送が、高い周波数はやや入りが悪いのでアンテナ代わりの電線を張るとラジオ日本が入ります。トラッキング調整をしなくても良さようです。ちゃんとしたアンテナを張れば、もっと地方の放送局が聞こえるのではないかと思います。

       ダイヤルに合わせてラジオが受信できるようになった真空管ラジオ

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泥んこ運動会の準備

2011年06月08日 | 田舎暮らし



 この日曜日に、多摩市など近隣地域の子供たちや学生が集まって、泥んこ運動会が開催されます。4年ほど前から行われていますが、私も時々その準備などを協力してきました。去年一昨年は運良く仕事が休みだったので、その運動会を見学しました。今回もその協力の一つとした草刈りを支援しました。

             どろんこ運動会が開催される田んぼを草刈り


 泥んこ運動会が開催されるこの田んぼは、東京薬科大学の環境グループASIATOの学生たちが管理しています。毎年この時期5~6月上旬に、苗代を作ったり、代かきをします。去年、私は代かきや田植えの支援をしました。そして、学生たちは10月に稲刈りをして干して脱穀・精米をします。脱穀・精米はほぼ毎年私が支援しています。

   上流側の田んぼの道端(草刈り前)    上流側の田んぼの道端(草刈り後)
 

 泥んこ運動会が開催されるこの田んぼを、1ヶ月ほど前にも草刈りしました。しかし、この一ヶ月の間に、草刈りしたことが分からない位に雑草が伸びていました。5月になってから気温が暖かくなったので、刈り跡から雑草がどんどん伸びたのでしょう。

    田んぼを仕切る畦(草刈り前)        田んぼを仕切る畦(草刈り後)
 

 前回草刈りした時は、田んぼに水がありませんでした。このため畦周りはとても歩きやすく草刈りが容易でした。その後、ASIATOの学生たちが代かきするために水を入れていました。水を入れた田んぼはぬかるんでいます。ぬかるむと足場が悪くなり、草刈りが少し大変でした。時々泥が顔に飛んできて痛い思いもしました。

                 午前と午後をかけて田んぼを草刈り


 田んぼではどこからかカエルの鳴き声がしました。畦のどこかで鳴いているのでしょう。また、卵から孵ったおたまじゃくしも田んぼ内の水にいるのではないかと思います。何の虫か分かりませんが、時々田んぼの水面を泳ぐ虫もいました。田んぼはいろんな生き物の住処なのだと思います。

   田んぼを仕切る土手(草刈り前)        田んぼを仕切る土手(草刈り後)    
  

 草刈りをしていると、体育着姿の何十人もの由木中央小学校の子供たちが私の前を通り過ぎました。その子供たちは里山農業クラブの指導の下で田植えをしたようです。しばらくして、その里山農業クラブの知り合いの方から余った食材をいただきました。昼食休憩時、その食材を中心に食べながら休みました。

          泥んこ運動会会場の田んぼを耕運する鈴木牧場のSさん


 昼休憩を済ませて午後の草刈りの再開です。しばらく草刈りを続けていると、トラクターに乗った鈴木牧場のSさんがやってきました。そして、泥んこ運動会で子供たちが、田んぼ内を快適に走れるようにトラクターで丁寧に耕していました。

                 ほぼ草刈りが終わった田んぼ三面


 この田んぼで一度、私が運転するトラクターが立ち往生したことがありました。今後私がトラクターで田んぼに入ることは無いと思いますが、Sさんの運転を見て田んぼ内でのトラクターによる耕運手順は勉強になりました。

   流側の田んぼの道端(草刈り前)    下流側の田んぼの道端(草刈り後)
 

 泥んこ運動会は三つの会場に分かれています。それぞれに田んぼの面が割り当てられています。一番上流側の小さな田んぼは小さな子供用です。運動会をすると言うよりも、泥遊び用で泥山を作ったりして自由に遊びます。水着を着た小さな子供の楽しそうな泥遊びを見るのはうれしいものです。

            この上流側の小さな田んぼは、小さな子供の泥遊び用


 田んぼ三面のうちの中央面は大人や学生用です。泥んこバレーボールなどをして楽しみます。去年はやや天気が悪く肌寒かったのですが、泥んこバレーボールをみんな元気はつらつにプレーしていました。子供たちも応援していました。

               中央の田んぼ面は大人や大学生用の会場


 トラクターで耕した田んぼ面は子供たち専用の会場です。三面のうちで一番大きい田んぼです。ドッジボール,サッカー,棒引きなどで、子供たちが思い切り走れるように大きな面を選んでいます。この時期は梅雨のシーズンなので雨が心配です。去年は、雨で泥んこ運動会は延期になりました。今年はどうでしょうか。

              子供たちがドッジボール,サッカー,棒引きなどをする会場

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古い東芝製トランジスタラジオ6TP-354の修理(1/4)

2011年06月07日 | 古ラジオ修理工房

この東芝製トランジスタラジオ6TP-354の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/4) 修理(2/4)  修理(3/4) 修理(4/4)

 とても小さな東芝製の故障したトランジスタラジオがあります。とても小さいので修理を控えていたですが、その回路図をある古い書籍内に見つけたので修理にトライしてみることにしました。いろいろなラジオを平行して修理しているので、直るのがいつになるか分かりません。のんびり修理しようと思います。

  昭和30年代製造の東芝製トランジスタラジオ、当時としては驚異的に小さい


 このトランジスタラジオの裏蓋を開けると、一番目に付くのが電池受けです。このサイズのトランジスタは普通、006Pと呼ばれる9Vの電池を使います。しかし、このラジオは単5と呼ばれるサイズの小さな電池を3個使います。この極小サイズの電池を採用したこともあって、とても小さなラジオになっています。

                  単5サイズの電池を3個入れる構造


 このラジオは縦横も小さいですが、幅もとても薄いです。基板に素子が乗っているだけのような構造です。このラジオ製造当時、最初にサイズを決めてから設計したのではないかと思います。この薄さにするために極小サイズの単5電池を採用したのではないでしょうか。この電池の容量は小さいので、スピーカー出力も40mWと小さめ。

       薄さもなかなかの構造             スピーカー出力は40mW
 

 このトランジスタラジオの回路図や実物を見ると、JIS規格前の古い番号のトランジスタを使用していることが分かります。昭和30年代始めは、各社バラバラの命名をしていたようです。このトランジスタラジオは、製造元の東芝が自社で製造したJIS規格前のトランジスタを使用していました。
 ちなみにこのラジオに使われているトランジスタ2S52は、JIS規格で2SA52となりました。その他2S49,2S53,2S54,2S56は、それぞれ2SA49,2SA53,2SB54,2SA56と変わりました。このうち2SB54は当時大量に生産されたのか、学生時代に私はよく使いました。比較的増幅率(Hfe)の高いゲルマニウムトランジスタでした。

      このラジオの回路図(「トランジスタ教科書 昭和37年4月発行」より)


 このラジオは保存方法が良かったのか、見た目にも綺麗で内部にもゴミが入り込んでいません。しかし見かけが綺麗にも関わらず、このトランジスタラジオの故障は電源4.5Vを入れてもさっぱり音が出ないことです。どこか電源関連の接触不良の可能性が高いと思います。のんびりと故障原因を突き止めて修理しようと思います。

  当時の書籍に掲載された写真        このラジオに使用のトランジスタ
 

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タマネギの収穫と乾燥

2011年06月06日 | 野菜:根菜

 そろそろタマネギが収穫時期を迎えています。このため、仕事帰りにタマネギを収穫しました。すでに収穫した人がいたようで、だいぶタマネギが無くなっていました。種をまいて育苗し、植え付けして、草取りなどの世話を何度もしたので特別な思いがあります。春から太り始め、少なくとも去年よりは良いタマネギが収穫できそうです。

                 収穫時期を迎えたたくさんのタマネギ


 タマネギの収穫時期サインは葉茎が倒れることです。葉茎が倒れるとタマネギはもう太ることはなくなります。これから梅雨のシーズンですので、早めに収穫しないと葉茎が溶けるように腐ってしまいます。

      葉茎が倒れたタマネギ               痛めないように慎重に抜く
 

 このまま収穫して新タマネギとして食べても美味しいのですが、タマネギは貯蔵できる数少ない野菜です。何本かタマネギを抜いて、雨が降り込まないところで乾燥させることにしました。茎葉が乾燥し終わると、その茎葉を束ねて竹ざおなどに懸架します。又はひげ根を縄に編みこんで懸架してもかまいません。今回収穫したのは10個程度のタマネギで、他の人のためのタマネギは畑にそのままに残しておきました。

         このタマネギを茎葉をつけたまま、雨が降り込まない場所で乾燥

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電子気温計の製作(1/3)

2011年06月05日 | パソコン,電子機器

 現在自宅で使用している気温計は20年位前に、私が当時最先端の部品を購入して作ったものです。しかし、気温が30度以上になるとセンサーに電流を流す構造による自己発熱によって不安定になります。今回、やはり最先端の部品を使って新しく作り直すことにしました。部品は先日秋葉原に行ったときに購入済みです。まずは、気温計を収めるケースの加工から始めました。

     LEDパネルをはめる窓を開ける            ヤスリで窓を綺麗に研磨
 

 電子気温計の部品をケースに収めることができるように、最初LEDパネルをはめることが出来るように、ケース前面に窓を開ける加工をしました。ハンドニプラーで大まかに穴を開けて、続いてパネルが正確にはまるようにバリを取るなどヤスリがけをしました。綺麗に窓を開けることができて、LEDパネルをパチンとはめることができました。ついでにLEDパネルの隣に温度センサーの開口穴を開けておきました。

              収納ケース前面に、LEDパネルをはめ込む


 収納ケースの前面を加工し終わると、今度は後面の加工をしました。後面は100Vの電源コードとヒューズを取り付ける穴を開けました。前面も後面もアルミ板のため簡単に加工できます。最初、電気ドリルで穴を開け、その穴径をリーマを使って広げ、続いてヤスリでバリを取りました。

      リーマを使って穴径を広げる      穴を開けた後、ヒューズ類の取り付け
 

 次に収納ケース底板に、トランスやラグ板を取り付け穴を開けました。使うネジの直径に合わせて4.5mmのドリルを使って穴を開けました。底板は鉄板で出来ているため、アルミのようには簡単に穴が開きません。しかし回転するドリルをぐっと押し付け続けていると、粉にような削りカスが出てきてそのうちポンと穴が開きました。

   ケース底板にドリルで穴を開ける         ケース底板にラグ板を取り付け
 

 このようにして、電子気温計の電子部品を取り付ける収納ケースを加工しました。すべての加工が終了すると、LEDパネルやトランスなどの部品を取り付けました。今日は時間がないので、作業はこれまでとしました。明日以降の空いた時間に部品間の配線をしようと思います。20年ほど前に作った電子気温計は、ADコンバータ,LED表示装置,センサーなどをいろいろ組み合わせて作りました。しかも製作後に複雑な調整が必要です。しかし、今回はセンサーとLEDパネルだけで電子気温計が作れます。しかも、ほとんど無調整で済みます。電子機器も進歩したものです。

           配列した電子部品,トランス,ラグ板など、あとは配線のみ

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古い東芝製トランジスタラジオ7TP-440の修理(5/6)

2011年06月04日 | 古ラジオ修理工房

このトランジスタラジオ7TP-440の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/6)  修理(2/6)  修理(3/6)  修理(4/6)
  修理(5/6)  修理(6/6)



 前回は混合局部発信用トランジスタ周辺を調査しました。それらを総合的に判断した結果、短波受信時は局部発信しているが、中波受信時は局部発信していないのではないかと推定しました。これを確かめるため中波受信時に局部発信する発信コイル周辺を調査しました。特に、発信コイルに断線がないかどうかテスターを当てました。しかし、発信コイルの断線は発見できませんでした。

           中波受信時に発信する発信コイルの裏側、ここを重点的に調査


 発信コイルに故障はありません。ここで一つ気になっていたことがありました。それは、短波を受信しているときに、中波/短波切り替えスイッチを作動すると時々短波が受信できない状態になることでした。どうも中波/短波切り替えスイッチに接点不良があると思われました。

    中波/短波切り替えスイッチを疑う   中波/短波切り替えスイッチ周辺の調査  
 

 そこで、中波/短波切り替えスイッチにつながるすべての線を、テスターで一つ一つ調べてみました。すると発見しました。中波/短波切り替えスイッチの接点不良(接点が常時開放)があり、中波受信時に混合発信用トランジスタのエミッタと発信コイルがコンデンサでつながっていませんでした。つまり、中波受信時に局部発信しておらず中間周波が生成されない状態になっていることが分かりました。これでは、中波はまったく受信できるはずがありません。

               トランジスタラジオを調査・修理中のテーブル


 中波/短波切り替えスイッチを経由しないで、発信コイルと混合発信用トランジスタのエミッタをコンデンサ経由で直接接合してみました。すると、うれしいことに中波を受信できるではありませんか。これで、このトランジスタラジオの故障が、中波/短波切り替えスイッチの接点不良であることが確定できました。

  丸は、エミッタ側と発信コイル側の線    丸は、エミッタ側と発信コイル側を接合  
 

 結局、中波/短波切り替えスイッチの故障と分かりました。しかし、この故障をどうやって直すか困りました。発信コイルと混合発信用トランジスタのエミッタをコンデンサ経由で直接しながったままにしておけば中波だけは受信できます。しかし、短波へは切り替えできません。かと言って、50年も昔に作られたこの古いスイッチを手に入れることはもはや不可能です。

     丸の部分の接点不良(中波側常時開放)のため、中波時に局部発信せず


 実用上は中波が受信できるだけで困りません。しかしながら、常時中波受信にしてしまうと、中波/短波切り替えスイッチの存在価値がありません。今回は故障部位を確定したことでよしとして、次回中波/短波切り替えスイッチの接点不良を直せないか、または代替手段がないかどうか考えてみようと思います。

         直した中波受信の状態を確認中、そして接点不良の代替を検討

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雨の跳ねかえりで汚れたキュウリ

2011年06月03日 | 野菜:果菜

 このところ雨がよく降りました。地面から跳ねた土で、1ヶ月前に植えつけたキュウリがだいぶ汚れていました。まだ実が生らない小さな苗ですので病気にならないか心配です。これから本格的な梅雨のシーズンになります。土の跳ねかえりで汚れないように、キュウリをしっかりと支柱に結びつけました。

              土の跳ねかえりで汚れないようにキュウリを支柱に結ぶ


 支柱にキュウリを結びつけるのに使ったのは細い麻ひもです。ハサミで麻ひもを20cm程度に切って、支柱とキュウリの茎を、麻ひもを8の字になるようにして結びました。時間があったら今後、麻ひもではなくキュウリネットを支柱に張ろうと思います。

       麻ひもを20cm程度にカット       麻ひもを8の字にして結びつける
 

 土で汚れたキュウリの苗は黄色の花を咲かせていました。雌花の根元は小さなキュウリが生っています。ちゃんと受粉すれば大きなキュウリになると思います。雨が多くて肌寒い日が続いているので受粉を助ける昆虫も少ないようですので、キュウリが収穫できるようになるのはまだ先のことではないかと思います。

                  キュウリの黄色い雌花、根元には極小キュウリ

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城山湖を一周、のんびり散策

2011年06月02日 | 田舎暮らし

 久しぶりに晴れ間が見えたので、自宅からバイクで40分位のところにある城山湖周辺を散策してきました。この散策路は15年位前に行ったことがありました。しばらく行っていないので、15年ぶりに歩いてみることにしました。城山湖は小さな人口湖で、この湖にたたえられた水を高低差150mの津久井湖に流して発電しています。25万軒分の発電量だとのことです。

                小さな人口湖(城山湖)、津久井湖に水を流して発電           


 散策路は湖を取り巻くようによく整備されています。最初、車が十分通ることができる幅の未舗装の道を歩きました。このところよく雨が降ったので、道も漂う空気も湿っています。肌寒いので歩き始めにジャケットを着ました。林間から時々南側方面に、津久井城址公園がある城山や津久井湖が見えました。

               車が通れる幅の、湿った未舗装道をのんびり歩く


 しばらく歩くと、野鳥観察用の休憩所に付きました。暗く木が茂っているため視界がききません。これで野鳥を観察できるのでしょうか?この休憩所ができた当時は見晴らしが良くて湖を見下ろすことができ、湖で休む水鳥を観察できたのではないでしょうか。この休憩所からさらに20分程度道を登ると、ふれあい休憩所に付きました。ここで数分間、水分補給のための休息をとりました。

   視界が悪い野鳥観察休憩所         水分補給休憩したふれあい休憩所
 

 このころになるとジャケットを着て歩くと、汗が出るようになりました。ふれあい休憩所でジャケットを脱ぎました。半袖でちょうど良いくらいです。涼しい林間の道を、周りの木々を見渡しながらゆっくりと歩きました。平日にもかかわらず何グループかとすれ違いました。この散策路はダムを囲むように整備されているためなのでしょうか、ダムの内側には広葉樹が外側には針葉樹が多いように感じました。広葉樹はクヌギや楢などの自然林のようです。針葉樹は木の間隔から想像するに植林されたようです。

            左側はダムの外側で針葉樹、右はダムの内側で広葉樹


 ふれあい休憩所からの散策路は急勾配で下る道です。足元には木の根っこが這い回っているので、つまづかないように注意しながら歩きました。20分くらい歩くと、草戸山頂上の松見平休憩所に付きました。ここは高尾山などへの分岐点で、ここからあちこちへのルートがつながっています。ここには単独行や数グループの人が集まっていました。湖を見下ろせるかと思って展望台にあがりましたが、木が茂っていて見下ろせませんでした。立ち止まっただけで歩き出しました。

   根っこが這い回っている散策路           松見平休憩所の展望台
 

 松見平休憩所を過ぎると、ダムを囲む尾根道に沿ってさらに歩きました。最初はゆるやかな下り道でした。ところどころ階段がありましたが、人が楽にすれ違い出来る幅の道が続いています。やはり、ダムの内側は自然林、ダムの外側は植林したのでしょう針葉樹でした。一般的に針葉樹は暗くて植生も貧弱のように思えます。景色も単純で鑑賞するにあまり値しません。

              左に針葉樹、右に自然林の小道をのんびり散策


 この散策路で一番長い急勾配の下り坂がありました。さらに階段の間隔が歩幅に合わないので、下りるのに苦労しました。途中、息をハーハー言いながらこの急勾配を上っている人とすれ違いました。下るにも登るにも苦労する急勾配でした。急勾配を降り立った近くに最後のはなさき休憩所がありました。小さな休憩所で、すでに休んでいる人がいたのでそのまま通り過ぎました。この休憩所を過ぎて、しばらく歩くとダムに降り立ちました。

     小さな休憩所「はなさき休憩所」      散策路の最後、ダムに降り立つ
 

 この城山湖はロックフィルダムのようです。コンクリートを使わないで、土や石を積み上げて作ったダムです。ダムの外側には積み上げてできた広い斜面がありました。その斜面一面に草が生えていました。そして、ところどころに排水用でしょうか草の生えていない箇所がありました。

        ダムを支える広々とした斜面、一面に草が生えるも所々に排水施設


 ダムを渡り終わると、近くに作られた公園のテーブルで休憩をとりました。簡単な食事を取ったりラジオを聴きながら、汗ばむ体を休ませるようにのんびり時間を過ごしました。30分ばかり休憩するとも、バイクでダムを見下ろす場所に行きました。そこからは、ついさきほど歩いたダムを一望できました。

                ついさきほど歩いたダムと湖をを見下ろす


 この場所には広い駐車場と休憩所がありました。15年ほど前には休憩所はありませんでしたが、景色が良い上に駐車場もあるので休憩所が作られたのでしょう。ダムの建築経過やダムの構造などを案内した掲示板もありました。その説明を見てから家路につきました。

           ダムの全景、このダムを囲むように整備された散策路を歩く

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雨天をぬってカブの間引き

2011年06月01日 | 野菜:根菜

 このところ雨続きのため畑に行けません。雨の降る合間をぬって通勤途中に、カブの間引きをしました。カブは収穫期になると根元が膨らみます。この時にカブとカブの間隔が混んでいると、お互いが日陰になって成長が妨げられます。さらに、隣り合う根が変形しあって膨らみます。これを避けるため、適度な間隔になるようにカブを間引きしました。最短5cmの間隔になるように間引きしました。

                間引き後のカブ、カブ同士の間隔は最短5cm


 間引いたカブは食べることができますが、まだ小さいので調整が面倒です。そのまま通路に置きました。雨に打たれたり又は日に照らされて乾いて枯れ、そのうち土に戻ります。このところ雨続きなので、葉物野菜はすぐに大きくなります。このカブもすぐに食べることができる大きさになると思います。

               間引いたカブ、そのうち枯れて土に戻る

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