すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

小さく秋を感じて

2013年09月06日 | 雑記帳
 全校集会では短い時間だったが「小さい秋見つけた」の曲を聴かせた。この頃の激しい天候変化は、どうも四季という概念をくずしているのではないかと不安だ。「目や耳や肌や手足で」と子どもたちには語ったが、そんな状況のなかまず大人に感じる姿勢があるか、余裕を持ち得ているか。意識してみたいことだ。


 以前勤めた学校は、コスモスを教育目標の文言として使うほどの地域だった。学校周辺はもちろん街道沿いに苗を植えたりした。コスモスを題材とした短歌づくりにも取り組んだ。実際にその環境に置かれているときはさほど強く思ったりしないものだが、何か一つ際立つ自然環境をつくることは、きわめて教育的だ。


 秋の「収穫」は、仕事上のことを一番とすれば、もう一つは味覚に関することだ。といっても田畑を持っているわけではないので、待ち遠しいのはキノコや栗。キノコ狩りなんてシャレた使い方だと思っていたが、なんとなくハンターイメージが相応しいと思い始めた。ねらいの定め方に偶然性と追求性があるからか。


 今朝は、見上げた空に秋を感じさせる多様な広がりがあった。写真はこちらへ。冬や夏には見られない、複雑な雲の模様があちこちにあり、そして移ろっていく。ぼんやりしているとぱっと過ぎていくのもこの季節。心したい。水曜日に届いた絢香のカバーアルバムをずっと車で聴いている。秋空の似合う歌い手だ。