すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

腑に落ちたわけではないけれど

2013年09月27日 | 雑記帳
 「カミキッタ?」のことを先日書いた。それから何日目だったろうか。給食を食べ終わったあと、一年生の様子を見に行ったらある男の子に声をかけられる。「カミ、ナオッタネ」。うーんなるほど。一挙に髪の毛が伸びたわけでもないが、見慣れるとそう思うらしい。それまでの駄目さ加減を指摘された。


 退勤時、車に乗り込んだら、グラウンドに遊びにきた女児らが声をかけてくる。野球をするらしい4人組だ。一人の男児の元気がない。右腕にかすった傷あとが見える。突然、となりにいた女児が叫ぶ。「この傷で、シナナイヨネ」。男児、じっとこちらを…。「死なない!」きっぱり言うと、にっこり笑う。


 学級会を見ていたら、なるほどと思う言い間違いに気づく。ある子の発言、「バスケットボールは、○年生も大好きダソウカラ」。えっ、何?ははあん、わかるなあ。混乱しちゃったな。考えると「大好きだ」「大好きだそうだ」「大好きそうだ」という答え方の違いは見事に状況を示している。どれなのか。


 ある講座で「納得や了解することを簡単に言うと…」と問われ、「腑に落ちる」と答えた方がいた。えっ、それは腑に落ちないなと、手元の辞書で調べてみたらやはり見出し語としてはない。ところが『問題な日本語』では,使用状況調べをして昔の作家も使用しているという結論を出した。ただし使用率5%。