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「弱くても勝てます」どうよという話

2014年04月17日 | 雑記帳

 ドラマオタクを自称しているわけではないが,新番組編成期は,録画(笑)で忙しい。先日,ドラマ停滞のことを書いたので,その論を覆すような面白いものを期待したいが,はたしてどうなのか。ただ,一つだけタイトルで気になったのが「弱くても勝てます」だった。これは確かあの本のことだよなと思った。


 橋秀実の書いたノンフィクション『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』。ずいぶんと楽しく興味深く読んだ記憶がある。ブログにもメモしてあったはずだ。部員たちのユニークな言動,そしてバッティングに特化した練習とその徹底した姿勢,「強く振り切れ」と言い切る監督に感銘をうけた。

 
 それをドラマ仕立てしたのはわかるが,二宮君ではねえ…と思いながら観た。下手な先輩が監督になるという設定だから,キャラがあっているのかもしれない。やはりジャニーズか。見始めると,ややっ,『あまちゃん』キャストが目立つではないか,と多くの人が思ったろう。こんなキャラ頼りはいかがなものか。


 ややコメディタッチではあるが,軽さというよりドタバタめく感じがするのは,シーンのつなぎが変だからと分析してみたりした。それにしても海老蔵が重要な役というのは,面白いようなスベッテいるような…。唯一の印象に残るセリフは「苦手と下手は,違う」。これは原作にもあったのだろうか。実に味わい深い。