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お叱りと慰めの400円

2014年04月21日 | 雑記帳
 いわゆる大衆誌の中では最もポピュラーだろう週刊誌「週刊B」を数年ぶりに買い求めた。

 ちょっと気になる記事があったので,休日に目を通したいと思った。
 いわゆる「母親教師の入学式欠席問題」である。

 しかし買ってみて,めくってみたら,つい別の記事の方に目がいって…小保方さんの問題というのはこんなふうになっているんだとか,「オボフ」(小保方フリークの略)という言葉があることを知ったり…,伊集院静の相談コーナーに42歳の女性教師が給食指導のことを尋ねていて,なんとトンチンカンだなあと思ったり…まあ,ネットサーフィンと同じ状態になってしまい…

 件の入学式問題の記事にたどりつくまで結構時間がかかり,読み飽きてしまったというような顛末である。

 実際,「尾木ママ」が批判した内容は,週刊誌サイズでは伝わりにくいし,教育現場の特殊性(それは校種や地域でまた細かく違いがある)は単純ではない。
 そんなレベルで情報をみようとした自分に反省である。

 ともあれ,久々に週刊誌をめくって読んでみると,結構いい執筆陣だなとは思いながら,結局「お叱り」と「慰め」の繰り返しに過ぎないな感じた。

 読み続けていればそれなりの同化が始まるだろうから,おそらく購読者の多数である都会のサラリーマンは,お叱りと慰めで時間を費やすことになる。

 それは職場と家庭という現実社会でも繰り返されていることで,きっとその質の違いに心が多少動かされ,買い求め続けている。

 定価400円は高いか,安いか。