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修学旅行独り言つ・承前

2015年09月05日 | 雑記帳
 言うには易いが、調査と事前絞り込みが不可欠だ。しかし現実的か。だったら、施設見学をメインにせずに、繁華街等を時間かけて歩き、三つの体験をするといった形がより小学生向きではないか。かつてマクドナルドかモスバーガーかで悩んでから入店した女子グループを、つかず離れず引率?した思い出がある。


 正直にいえば、結局のところ小学生にふさわしいのは総花的共通体験型ではないかと、昭和の教師的発想もずいぶん残っている。同じものをみんなで見聞きするという体験のよさ。確かに個々の好みが多様化し、様々な留意点も多いのだが、活動形態や事後の表現方法さえ工夫すれば、まだまだ価値の高い活動ができる


 そんなふうにあれこれ吟味してみる余裕をなくしている現場と言える。もちろん旅行の位置づけはしっかりとしているし、教科学習との関連付け、卒業に向けての集約と絡ませながら進めてはいる。しかし言い方は悪いが、ノルマとしての行事という面を強く感じてしまうと、主体者である子どもの心にも陰を落とす。


 難義だけども楽しみだったのが修学旅行だった。現役なのでここでは記せない出来事(いや未熟さを痛感する行動だ)も結構あった。担任した子と語らえば、一つや二つは必ず話題に上ってくる。その意味では不滅な行事と言えよう。「一緒に行き、一緒に食べ、一緒に泊まる」という根本的な意義を説いた名校長がいた。


 修学旅行については、結構小ネタでこのブログでも書いている。最近はずっとビデオ編集を続けているので、絡んだことが多い。今年も二週間ぐらいかけてまとめていくだろうな。それも最後になる。自分は登場しないVTR&フォトではあるが心には残るものだ。綴った文章で思い出すのは、ああ、あの時の人だなあ。