すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

小学生の悩みをビジネス処理?

2015年09月24日 | 雑記帳
 ビジネス誌に「小学生の悩みベスト10」という記事が載っていた。そもそものテーマが「悩み」なので、ちょっとしたお遊び程度だろうが、それはそれで興味深い。1位「なぜ勉強しなくてはいけないのか」2位「友達ができない」3位「死んだあとどうなるのか」…予想される範囲か。この悩みに経営者等が答えた。


 「良質な回答例」とされる文章が掲載されている。「勉強」に対して「よく考えて行動する練習だ」「取り組んだ経験が生きる力になる」等…大人なら分かるが、小学生はそれで納得するか。かといって「その問いが解決できるよう勉強する」も格好良すぎる。とりあえずその疑問を認め、つべこべ言わず勉強させるか。


 2位「友達」は「友達の定義を考えハードルを下げる」「独立独歩に考えを変える」「馬鹿になって雰囲気づくり」という3パターンが示され、これはなかなかだなと思う。実際に子どもたちから相談受けたとき使えるのではないか。少なくとも3パターンのどれが適用になるか、その子の性格を見て決めることができる。


 3位「死」…これは「考えるのはよくない」「考える暇を自分に与えない」「振り回されない」と三者とも同様の結論であり、そのために他の行動・思考にシフトするように言っている。一緒に想像してみようと少しつきあってやるくらいの余裕がほしい。みんなその悩みを抱えていることの実感が必要になってくる。


 4位「運動が苦手だ」5位「人前でうまく話せない」は、学童期では当然一定の子が抱えるだろう。深刻さには差がある。指導する立場としては悩み解消、軽減を目指したいが、その悩みが大きなバネになることも十分考えられる。悩みに応えることは、その観測も見通してより広い受け止め方でありたい気がする。