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寒中見聞録

2017年01月29日 | 雑記帳
 アニメを映画館で観たのは十数年ぶりになる。今はもうない大曲の月岡劇場で、次女と一緒に『千と千尋の神隠し』を観た。それ以来の作品は「大人向けのアニメーション」と話題の『この世界の片隅に』。ある意味平凡で淡々とした構成だが、戦時下の暮らしがじわじわと入り込む。主演「のん」の声があまりにハマる。



 「稀勢の里」の報道で、ええっと思ったのは某TVのテロップに「キセノン」とあったこと。検索したら、わずかであったが2015年あたりから載っていた。力士に愛称があるのは「ウルフ」(千代の富士)程度ならいいが、キセノンは、何やらゆるキャラめいていて、どうにも締まらない。本場所の掛け声にはならない。


 「世界終末時計」がトランプ発言で30秒縮まり2分半になったという。「終末時計」の存在を初めて知ったし、時間換算がどうなるかも詳しく知らない。しかし納得したことは、科学者たちの発信したこの時計が「終末」に向かうのは確かだが、残り時間の変更が可能である点。それは個人も同様だ。やり直しはきく。


 TVドラマを観ていて最近目立つと感じていること。映像に状況を説明するようなデザイン文字が入ってきたり、ジャンルに関係なくお笑いに持っていったりする傾向が多い。さらに、偶然かもしれないが居酒屋シーンが頻出する。そこには家族や知り合いが多く居て…。これはたぶん安心安全の強調だ!唐突の仮説。


 アンチエイジングで有名な南雲吉則医師の講演を聴いた。自称健康オタクの私でも知らない最新知識が紹介され、実に興味深かった。それ以上に内容の構成や話しぶりが練られているし、なにより筋のある人生観が印象深い。何のために伝えるか、伝えたいことをどう展開させるか、学ぶべきことの多い70分間だった。