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四字熟語の合う体型(笑)

2017年01月14日 | 雑記帳
 雑誌記事を見て久々にヘエェェと思った。情報源はWikipediaだと書いていたので、そこを開いて再びヘエェだった。「四字熟語」のことである。まず、現在のように独立した?意味合いで使われ始めたのは85年以降だと言うのである。それまでは故事成語の範疇にあるような扱いであった。こんなに最近だったのか。



 教職についたのが70年代末。漢字指導は当時自分のテーマの一つだった。「熟語」で国語研の研究授業を引き受けたこともある。そう言えば、そのときも四字熟語は扱ったが、二字から三字、四字、それ以上という流れだった気がする。四字熟語がぐっと存在感を増したのは、かの貴乃花の大関昇進時の口上だという。


 当時の貴花田が使ったのは「不撓不屈」だった。横綱昇進時の「不惜身命」(ふしゃくしんみょう)は、意味も知らなかったから新鮮に感じた。力士の口上は注目度が高いので覚えている。もちろん、全ての昇進力士が同様に使用するわけではない。しかしイメージとしてどっしりとした体型には、四字熟語がよく似合う。


 さて、国語科指導に四字熟語を使った有名な実践がある。「四字熟語作文」である。既成の四字熟語を使ってもいいが、自分の名前も含め、造語性を利用して様々な意味を作り出し、話を作っていく楽しい活動である。高学年だとかなりノッてくる。例えば「○○○○(氏名) 頭脳明晰 成績優秀 単身上京 東大入学…」と。


 辞書に親しめるし、国語への関心を高めるいい活動だな…などと少し昔の思い出に浸っていたら、たまたま取った朝刊の「中学自習室」に四字熟語の穴あき問題が…なんと偶然、ボケないように挑戦せよという暗示か。全部でなぜか99問。一問目は「悪□苦□」楽勝です。「悪戦苦闘」か、悪い予感がする。結果は次回で(笑)。