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彼岸入りを前にして

2017年03月16日 | 雑記帳
 「今年は暖冬で…」

 ある集まりで挨拶された方が、そんなふうに切り出された。
 確かにそう感じている方が大半だろう。現に自宅でもカーポートの屋根の雪を一度しか降ろさなかった。12年目だと思うが記憶にない。
 ただ3月になってから、外を歩くとなんだか雪が多いなあと感じていた。
 町のデータを見ても、去年より30~40cmも積雪量が上だ。

 降雪が少なかったのは確かだが…低温なのだ。
 雪消えが遅いと影響の出る仕事もあろう。暖冬ではあったが、春はまだ寝ぼけているか。




 「復旧から復興へ…」

 3.11後の間もない頃に発刊された週刊誌などを何冊か保存してある。
 あの年以外はそんなめくってみることもなかったが、今年久しぶりに開いてみた。
 当時の混乱ぶりを思い出すとともに、少し特徴的と感じたのが上記の言葉だった。

 災害に遭った場合の前向きな常套句には違いない。しかし、今二つの言葉の意味を考えると、少し複雑な思いにとらわれる。
 特に原発に関わる福島を考えたとき、「復旧」を求めている人の多いこと、そし復旧は限りなく困難である現実だ。



 「We are The colors in the dark(ぼくたちは 暗闇の中の色(ひかり)だから)」

 正月夜のゴールデンの時間帯にNHKが放送した「18祭」を見た方はどのくらいいるだろうか。
 ONEOKROCKというロックバンドが1000人の18歳とともに「We are」という曲を大合唱した。迫力あるライブだった。
 その歌の最後の詞が妙に頭に残る。

 この色(ひかり)は、誰をどこを照らすか。
 「新成人」ともいうべき18歳。時代は暗闇という現実ばかりが強調されてはいけない。
 色は「ひかり」という希望を持ち続けることか。