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笑い・お笑い・アマくない

2017年07月02日 | 雑記帳
 県内外に名高い!「人星亭一門」の演芸発表大会を初めて聴く。FB上での情報も知っていたし、知り合いの方も演ずるというので楽しみだった。ローカル色を出しながら、各々に専門分野の持ち味を発揮していた。自分にはパフォーマンス才能はないが、つい考えてしまう「笑い研究」熱は結構高いと改めて思った。



 一門の師匠である人星亭喜楽駄朗氏は「日本笑い学会」秋田県人会会長だという。ここで、あっ「お笑い」ではないのか、「笑い」とは確かにニュアンスが違う、では「お笑い」って何だ…というように思考が動いた。日常的に使っている「お笑い芸人」という言葉に象徴されるように芸能、商業ベースの用語なのか。


 辞書をひくと「御笑・御笑い・お笑い」と漢字表記の見出しもあり、意味も大きく二つに大別されている。「①滑稽な演芸、落語や漫才など ②人から笑われるような事柄」。①を取り上げると「笑い」に含まれる多様な感情(嘲り、蔑み等)の部分がないのが「お笑い」だ。②は「お笑い種(ぐさ)」と通じることになる。



 「笑い学」の対象範囲はわからないが、「笑わせる芸」としての「お笑い」も中心だと思う。英訳すると「the art of making people laugh」ということか。きっとlaughhappyにつながる。プロのお笑いが時に暴力的、侮蔑的になるだけに、アマとしての活動に爽やかさを感じた時間だった。ただ笑いはアマくないけど…。