すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

今日も、いつも、心したいこと

2019年05月01日 | 読書
 「月曜から夜ふかし」は、昔風に言うなら不健全なTV番組なのだろうけれど、なるほどと思う箇所が結構ある。
 「令和」という新元号が発表されたひと月前のちょうどその日に街頭インタビューをして、その発表に関心を持たない人たちの様子を流していた。

 当然、そういう人たちも少なくなかったはずで、その意味では大いに健全だと思う。
 あの日、みんながみんなその発表に関心を持ち、喜んでいたわけではないことは誰でも考えればわかるはずなのだから…。

 けれど、マスコミは一方のことしか流さない場合が多い。


 そうした世の中にあっては、注意深く、様々なことにいつも目配せをしていきたい。

 個人的には、今日という日を少し新たな気持ちで迎えてはいるが、届いた本に同封されていた「納品書のウラ書き」(VALUE BOOKS)には、こんな言葉が記されてあった。

Volume.159
 時代をある期間でくくる。そこに本質的な意味はないはずなのに、人はうまく整理して、まとめようとしてしまう。(略)きっと時代のまなざしを借りれば、僕はかんたんに平成を振り返り、感傷的にその終わりを味わうことができるはず。でも、そんなこと、してやるもんか。

 こう考える人たちの存在を知り、認めていくことこそ、いい時代を作りあげていくはずと思った。

 整理しまとめることと、それで感傷的になることは、別次元なのだろうが、えてして人はそうなりがちだ。

 自分こそ心したい。