『漁師の愛人』という単行本のPRコーナーに森絵都作の絵本が載っていた。絵は荒井良二。これは興味があるなあと思って、文庫本もあるので注文してみた。『あいうえおちゃん』(文春文庫)と題されたその本は、ひらがな同一文字を句頭にした、言葉遊びが内容だ。現役時代だったら、必ずネタにしたはずと思う。
冒頭の「あ」はこうだ。
あきすに
あったら
あきらめな
次ページの「い」は三作品。
いんどに
いったら
インドカレー
いつもは
いんきな
いじめっこ
いちがつ
いつかの
いちじはん
四・四・五のリズムが楽しい。内容もあっけらかんとしていて笑える。どの世代でも通用するかと言えば、少し心配な面もあるが、語呂がよく結構ウケるのではないか。最後の「わいわい わらって わすれよう」まで、にこにこしながら読み通せる。マイフェイバリットは「やたらと やさしい やくざもの」かな。
ここでむくむくライバル意識が湧いてくるのは、言葉遊びとして、「三・三・七作文」や「階段話(一、二、三、四、五)」などの自慢(笑)ネタを懐かしんでいるからだろう。国語の授業として取り上げるとしたら、絶対に作らせる形で組み立てるだろう。最初は語を指定して練習し、あとは自由選択かな。では自作品を。
ありさん
あんまり
あわてるな
いつかの
いじわる
いまかえす
うさぎが
うつむき
うしろむく
作ってみると、これは辞書学習に適しているかもしれないと思えてきた。
冒頭の「あ」はこうだ。
あきすに
あったら
あきらめな
次ページの「い」は三作品。
いんどに
いったら
インドカレー
いつもは
いんきな
いじめっこ
いちがつ
いつかの
いちじはん
四・四・五のリズムが楽しい。内容もあっけらかんとしていて笑える。どの世代でも通用するかと言えば、少し心配な面もあるが、語呂がよく結構ウケるのではないか。最後の「わいわい わらって わすれよう」まで、にこにこしながら読み通せる。マイフェイバリットは「やたらと やさしい やくざもの」かな。
ここでむくむくライバル意識が湧いてくるのは、言葉遊びとして、「三・三・七作文」や「階段話(一、二、三、四、五)」などの自慢(笑)ネタを懐かしんでいるからだろう。国語の授業として取り上げるとしたら、絶対に作らせる形で組み立てるだろう。最初は語を指定して練習し、あとは自由選択かな。では自作品を。
ありさん
あんまり
あわてるな
いつかの
いじわる
いまかえす
うさぎが
うつむき
うしろむく
作ってみると、これは辞書学習に適しているかもしれないと思えてきた。