すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

コスモスの道を通った頃

2019年09月14日 | 教育ノート
秋日和の週末となった。
コスモスもだいぶ目立ってきた。
先月、資料探しをしていて、見つけた一枚の印刷物。
あっこれは、と思った。

十数年前に赴任した学校の教育目標が
やさしく たくましい コスモスの子」であった。
何か意味付けできないかと、下手な詩を作って貼りだしたことがあった。
十年以上、忘れていた一枚だ。



コスモス街道も今が盛りだろう。
楽しかったあの頃を思い出して再録してみる。


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遠い国の高原で生まれ
海を渡って 花園で仲間をふやした
コスモスと名づけられた その花の種は
幾百年の時間と
数万キロの道のりを越えて
地球上の至るところで
人々の目を楽しませる輝きに育った

この地に宿ったその種たちも
空が高い秋の日に
背すじを伸ばすことを心待ちにしている
昨日の雨も
今日の日照りも
明日を生きる力にかえて
細くしなやかなそのからだの中へ蓄えていく

われら コスモスの子
やさしさの花を 咲かそう
たくましさの根を はろう
今日と 明日と その先の日に
自分と 友と 誰かのために
確かな 輝き 放てるように

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