今回は、平成17年労働基準法問5―Cです。
☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆
年次有給休暇は、労働義務のある日についてのみ請求できるものであるから、
育児休業申出後には、育児休業期間中の日について年次有給休暇を請求する
余地はない。また、育児休業申出前に育児休業期間中の日について、労働基準
法第39条第5項の規定に基づく年次有給休暇を与える時季に関する定めを
した場合においても、同様に、当該日には年次有給休暇を取得したものとは
解されない。
☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆
前半部分は正しいのですが、後半が誤りです。
労働の義務が消滅する前に計画的付与が行われ、その後、育児休業の申出が
あったのですから、有給休暇は成立します。
どちらが先かという時間的な問題なのです
計画的付与が行われてしまえば、いくら育児休業期間中であっても、
有給休暇が優先されてしまいます。
では、次の過去問を見てください。
☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆
【9―5-D】
労働者の育児休業の申出の前に、育児休業期間中の日について労使協定に
基づくいわゆる年次有給休暇の計画的付与が行われた場合には、当該日に
ついては、当該労働者は年次有給休暇を取得したものと解される。
☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆
その通り、正しい肢です。
「育児休業の申出の前」に計画的付与が行われているのですからね。
☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆
年次有給休暇は、労働義務のある日についてのみ請求できるものであるから、
育児休業申出後には、育児休業期間中の日について年次有給休暇を請求する
余地はない。また、育児休業申出前に育児休業期間中の日について、労働基準
法第39条第5項の規定に基づく年次有給休暇を与える時季に関する定めを
した場合においても、同様に、当該日には年次有給休暇を取得したものとは
解されない。
☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆
前半部分は正しいのですが、後半が誤りです。
労働の義務が消滅する前に計画的付与が行われ、その後、育児休業の申出が
あったのですから、有給休暇は成立します。
どちらが先かという時間的な問題なのです

計画的付与が行われてしまえば、いくら育児休業期間中であっても、
有給休暇が優先されてしまいます。
では、次の過去問を見てください。
☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆
【9―5-D】
労働者の育児休業の申出の前に、育児休業期間中の日について労使協定に
基づくいわゆる年次有給休暇の計画的付与が行われた場合には、当該日に
ついては、当該労働者は年次有給休暇を取得したものと解される。
☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆
その通り、正しい肢です。
「育児休業の申出の前」に計画的付与が行われているのですからね。