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医療制度の現状・医療費の動向・医療保険財政の現状

2006-07-21 06:29:28 | 白書対策
今回の白書対策は、平成17年版厚生労働白書P302~304の
「医療制度の現状・医療費の動向・医療保険財政の現状」です。

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我が国の医療制度は、すべての国民が健康保険や国民健康保険といった公的な
医療保険制度に加入し、いつでも必要な医療を受けることができる国民皆保険
制度を採用している。
こうした仕組みは、経済成長に伴う生活環境や栄養水準の向上などとも相まって、
世界最高水準の平均寿命や高い保健医療水準を実現する上で大きく貢献し、今日、
我が国の医療制度は、国際的にも高い評価を受けている。
その一方で、医療制度を取り巻く環境は現在大きく変化している。まず、世界的
にも例を見ない急速な高齢化が進展し、医療費が年々増大しているが、医療費を
賄う主たる財源である保険料は伸び悩んでおり、医療保険財政は厳しい状況にある。

近年、国民医療費は、経済(国民所得)を上回る伸びを示している。介護保険制度
が施行され、医療の一部が介護に移行した平成12年度を除いて、患者一部負担の
引き上げや診療報酬のマイナス改定を行った年以外は、医療費は毎年約1兆円(3
~4%程度)にのぼる増加を示している。

医療保険財政の現状については、各制度ともに厳しい状況が続いている。具体的
には、平成15年度の決算見込みが健康保険組合の財政状況については約1,390億円
と、平成15年度に総報酬制の導入や3割負担の導入等で収支は改善したが、厳しい
状況となっている。
平成15年度の政府管掌健康保険の単年度収支については、約700億円と収支は改善
しているが、平成17年度概算要求時点の基礎係数等をベースにした試算をみると、
今の保険料のままで、制度改正等による医療費適正化の措置が講じられなければ、
平成20年度には中期的な積立金に相当する事業運営安定資金が枯渇する見通しに
なっている。

☆―――――――――――――――――――――――――――――――☆

文章の前半部分は、昨年の選択式で出題された内容です。
2年続けて、まったく同じような内容が出題されるということは、まずないでしょうが、
医療保険制度に関する基本的な考え方ですから、最低限の知識として持っておきましょう。
後半部分は、医療保険財政です。細かいことは置いといて構いませんが、財政状況が
厳しいんだくらいは知っておいたほうがよいでしょうね。
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健康保険法11-10-B

2006-07-21 06:29:03 | 今日の過去問
今日の過去問は「健康保険法11-10-B」です。

【 問 題 】

健康保険組合に対し交付する国庫負担金は、各健康保険組合における
被保険者数を基準として社会保険庁長官がこれを算定する。
                       
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 解 説 】

国庫負担金を算定するのは、厚生労働大臣です。 

 誤り  
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